ハーレクイン・アフロディーテ
情事という名の罰

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  • サイズ 新書判/ページ数 187p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784596308535
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

八カ月前、ヘザーはボスのフリンを本気で愛した。離婚直後で疲れていた彼を慰め、献身的に尽くした結果、彼は二週間後にヘザーを捨て、海外へ旅立っていった。ぼろぼろになった彼女は、会社を移り、引っ越しもした。しばらくして立ち直りかけたとき、招かれざる客が現れる。サウジアラビアでの仕事を終えたフリンが戻ってきたのだ。彼の変わらぬ魅力に吸い寄せられそうになりながらも、ヘザーは過去の悲劇を胸に刻み、けんもほろろにあしらった。すると、フリンの口から予期しなかった言葉がこぼれた。「ぼくはきみに結婚を申し込もうとしているんだ!」。

著者等紹介

クレンツ,ジェイン・アン[クレンツ,ジェインアン][Krentz,Jayne Ann]
カリフォルニア州で歴史学と図書館学を修了し、司書として働いたあと1979年より作品を発表。以降アマンダ・クイックやジェイン・キャッスル、ステファニー・ジェイムズなど7つの作家名を使い分け、バラエティに富む著作は130冊を超える。最近では連続30作以上がニューヨークタイムズのベストセラーに入り、不動の人気を誇っている。講演や小説以外の執筆にも積極的で、ロマンス小説について書いたエッセイ集が女性学の機関による賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糸車

21
しつこく再読。再婚子持ちの男性との結婚を決意するまでには乗り越えるものが多い。ヒーローは無神経と思えるほどに強引にヒロインを引っ張って障害を乗り越えさせる。ある意味、彼女に対して絶対的な信頼を抱いているんだなあ。クレンツのヒロインは負けたままでいないで自分の意見をきちんと持ち、流されず、なおかつ意固地になりすぎず、優しい・・・できすぎではなかろうか。2016/03/07

糸車

14
再読。何度読んでもヒーローに対して腹が立つ。でも読んでしまう。少々自分に都合よく考えているにしても、ある意味ヒーローはヒロインの人柄や温かさ、愛情深さを全力で信じているのよねえ。貴重な贈り物を無下にしてしまい、自分の過ちを知ったうえで舞い戻ってきたヒーローの覚悟は伝わってくる。ヒロインのせいで愛車に傷をつけられ怒っていたヒーローが、修理工場で「奥さんに貸したでしょう」と言われ「婚約者だ」とのろけるくだりににやり。2015/09/04

糸車

13
なんとなくこれまで読んできたクレンツとは違うような。八か月前の辛い別れを機に転職をし転居までしたヒロインがヒーローにどれほど傷つけられたかを思うと、いくら反省して彼女を必死に探し当ててくれたとはいえ、そう簡単にプロポーズを受け入れることは出来ないと思う。おまけにお子さんの存在も聞いていなかったし、住んでいる家には元妻が手掛けたインテリア・・・、考える余地ありすぎ。どちらか一方だけが事態を変えるのでもなく、話し合い、触れ合い、爆発したあとでちょっと引き返す大人なふたり。わたしだったらああは出来ない。感心。2014/09/30

けいちか

4
初ハーレクイン。ヒーローは強引だし、ヒロインも負けてないけど、ヒーローの息子が可愛かった。なんか、どれも型にはまった感じで、いつものクレンツっぽくなかった。86年の作品のようで、古い感じは否めない。2014/01/28

akiyuki_1717

2
始めから反省しきりのヒーローで、メロメロなのはいいんだけど、いかんせん気が短すぎる。ヒロインも指摘するとおり経営者特有なのか独断と偏見の塊で、謝るのも自己中心的で、ヒロインのやる事なす事全てに口を出し、イチャモンを付けないと気がすまない性格が事をさらにややこしくしていきます。ヒロインが受けた傷は相当なもので、いくらヒーローが反省してもまだまだ足りないという感じがします。車をぶつけられた時も最後には許しはしたものの、もう少し広い目で見て欲しかったですね。そこが一番残念でした。事件性を持たせる必要はないかな 2016/09/03

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