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内容説明
社交界の花として何不自由ない生活を送っていたジェイドは、突然父親からの送金を断たれ、名づけ親の遺言を突きつけられた。莫大な遺産を相続したければ、条件を満たさなければならない、と。その条件とは、名づけ親の孫ニックと１年間、結婚生活を送ること。１６歳のときに誘いをかけて手ひどく拒絶されて以来、ニックのことを恨んできたけれど、生活のためにはやむをえない。だが、懇願に出向いたジェイドを、ニックは冷ややかに迎えた。わがままな金持ち娘の願いをあっさり聞いてやるつもりはない。今まで僕を目の敵にしてきた彼女をじらし、楽しませてもらおう。憎しみ合う二人の間に熱い火花が散った。なかなか素直になれないながらも本当は惹かれ合っている二人は…。イタリアの名家の兄弟たちをヒーローとするミニシリーズの最終作。
著者等紹介
ミルバーン，メラニー［ミルバーン，メラニー］［Ｍｉｌｂｕｒｎｅ，Ｍｅｌａｎｉｅ］
シドニー郊外生まれ。外科医の夫との間に２人の息子がいる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kina
5
軽薄なパーティガールを演じるヒロインとそんな彼女を軽蔑しつつも心の底では求めているヒーロー。ヒーローの前で胸を晒して着替えたり出切る一見アバズレなヒロインなのだがそれは心と体を切り離しているからで（器用だな…）、実際はピュア。黒髪で緑の目、巨乳という容姿でそういう美女を思い浮かべながら読んだ。美男美女と宝石や別荘。華麗な世界観でうっとりです。これは期間限定の結婚だから！と何度も言っていたヒーローが、ヒロインと3日離れただけで堪らなくなって愛を誓う。ハーレはこういう男を夢中にさせてしまう展開が好き。2019/01/22
ちゃろ
5
⭐⭐⭐遺産をもらうため、遺言に従って結婚することにしたH/H。ヒロインが最初ヒーローにいちいち突っかかっていき、嫌な女と思ったけどプライドが高いのと人に言えない障害を抱えて強がっていたのね。ヒーローはヒロインへは愛は感じてないと言いつつ、離れていられない。でも、両方素直さが足りない。最後ヒーローがちゃんとヒロインのことか理解できて、良かった。2014/11/11
ぽこ
2
自分の弱みをさらけ出せないヒロイン。自尊心の高さというよりも心を傷つけたくなくて必死に守ってる感が切ないです。意地悪なヒーローがだんだんと良い人になっていくところがツボです。いい話だった。2013/06/11
砂月周
1
自身の障害が原因で結果的に兄を死なせてしまったと負い目を感じて生きてきたヒロインですが、障害を隠す為に悪女のように振舞うのは如何なものか？ 最初の印象が悪かっただけに、途中から明らかになったヒロインの本当の姿とのギャップが凄かったです。ヒーローから差しのべられた善意も突っぱねたあたり、ヒロインの方が傲慢だなと感じた作品でした。2011/12/01
Mari
0
★★★2012/03/27
