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内容説明
タヒール・アル・ラミズは十一年前、その無鉄砲な性質から、父王と衝突して国を追放された。その後、彼はギャンブラーとして世界を渡り歩き、最近では投資家として名を馳せている。いま彼は自らヘリコプターを操縦し、クセイ王国へ向かっていた。もう二度と戻るつもりはなかったが、父の死と兄カリーフの戴冠の知らせを受けて、ついに戻る決心をしたのだ。ところが低空飛行中、ヘリは運悪く砂嵐に巻きこまれてしまった。このままでは墜落する!タヒールがそう思った瞬間、目の前が暗くなり、彼は意識を失った。気がつくと、タヒールは見なれぬ美女に手厚く看護されていた。