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内容説明
ギリシア人実業家アレクシス・ペトラキスがパーティに現れるのを、リアナは震える思いで待っていた。父の会社を救ってもらうために。遅れてやってきた彼の堂々たる姿に、リアナは息をのんだ。緊張を押し隠し、折り入って話がしたいと頼み込むと、アレクシスが宿泊している豪華なスイートルームに連れていかれた。だが彼の魅力に圧倒され、仕事のことなど切り出せなかった。そして、気づいたときには彼にすべてを捧げていたのだ。翌朝、ようやく事情を打ち明けると、アレクシスの表情が変わった。「ぼくはベッドでビジネスはしない」そう言い放つと、彼は紙幣をベッドにばらまき、振り返りもせずに部屋を出ていった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
5
ビジネスの交渉のために近づいたヒーローと思いがけなく一夜を共にしてしまったため、卑しい女性だと誤解されてしまったヒロイン。病気の父親と幼い息子を抱え、過労で病気になり事故に合ってしまう。ヒーローに引き取られるも、誤解が解けていないので、容赦ない攻撃を受けまくる。体の傷と心労のために何度も倒れる痛々しいヒロインが可哀想だった。例え下心があって近づいたとしても、それくらい許せよと思う。2016/04/30
akiyuki_1717
3
これってどこが救世主なのか理解できなかった。ヒーローはただのロクデナシだし、反省してるようで今ひとつズレてるんだよねぇ。これだけの仕打ちをしておいてアッサリ許されるはずないでしょう。ヒロインも同情は出来るけれど、シングルマして、ザーとして子供を抱えてる割には、すぐ倒れちゃったりしてか弱さを猛アピールしてるのが今ひとつだった。子供がヒーローにあまりに早く懐くのも萌感は出るけど、やりすぎな感じで、どのエピソードもモリモリ乗せすぎて、読み手としては引いてしまった。2016/01/24
たまきら
2
ギリシャ人富豪がある日突然「息子さんのことで」と電話を受け、一夜を共にした女性のもとへ行くと…という始まりです。HQならではのギリシャ傲慢男性に翻弄される薄幸のイギリス人美女、という設定。いや～かなりあんまりな仕打ち。2014/09/24
hirara
1
好きな作家さんなんだけど、、、。辛いかな、これでもか、これでもかと、虐げられるのは、サンドバッグになった気分。なのに子供はなぜなつきますの。なぜそんなに簡単に許しちゃうの？んなやつは蹴飛ばしてしまえと。虐げられたかわいそうなヒロインという設定も好きだからいいんですけど、ヒーローがもう少しロマンチックだったらよかったのに、、、。2017/02/14
やまと
1
びっくりするぐらいヒロインに暴言を吐くヒーロー。そりゃあヒロインも頑なになりますよね。。2015/12/27
