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内容説明
セリーナが逃げるようにしてシドニーを離れ、姉のもとへ転がりこんできたのは、ちょうど一カ月前のことだ。売れっ子の美容師としての実績も、誰もがうらやむ相手との婚約も、すべてきっぱりと断ち切った。生活を変えたいと心底思ったからだ。今は姉が経営するペット美容サロンで、ペットの送り迎えをしながら、ようやく心の平穏を取り戻しつつある。ある日、顧客の邸宅を訪れた彼女は、いつになくそわそわしていた。著名な建築家ニックが出迎えてくれる予定になっている。だが現れた男性を見るなり、危うくその場に倒れ込みそうになった。なぜ彼がここにいるの!私を屈辱的な言葉でおとしめた張本人が。
著者等紹介
ダーシー,エマ[ダーシー,エマ][Darcy,Emma]
フランス語と英語の教師を経て、結婚後、コンピューター・プログラマーに転職。やがてロマンス小説作家に。現在はオーストラリアのニューサウスウェールズにあるカントリーハウスに住む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てん・ゆう
2
ヒーローヒロインのライバルは階級だった、というハーレクインではあまり注目されない部分。現実にこういう相手だったらこう考えちゃうよなぁ〜と納得しながら読んだ。エマ・ダーシーはロマンスをシビアに見る作品も多く(そこがイイ時もある)ただただロマンスに浸りたい時には吟味しないと…2011/02/10
糸車
1
単純に玉の輿、なんて言っていられない。それを乗り越えるには、やっぱりお互いに協力し合う必要があるのですね。周りに対する根回しというか。運命の相手と出会い、愛し合い、そこからの物語を紡いでいく。ハッピーエンドのその先の道のりを自ら切り開いてこその、安心できる終わり方。本当の意味での育ちのいいヒーローでした。2013/04/20
くろうさぎ
1
いやな女はさっさと追い出して、ヒーローが気持ちを切り替えて、ヒロインに対して行動していくのがいい。2009/03/02