出版社内容情報
よるべなき若者たちの孤独と、痛みと、共生を活写した鮮烈な「トー横文学」の誕生!
「これが新宿の片隅のリアル。どこまでも希望のない物語だ。だからこそ、深く胸を穿つ」――カツセマサヒコ(『明け方の若者たち』)
家庭にも学校にも居場所がない女子高生ジウは、救いを求め単身東北から東京を目指す。
たどり着いた新宿歌舞伎町の東宝ビル周辺、通称・トー横で出会ったのは、自分と同じ境遇の仲間たち。
売春、オーバードーズ、リストカット――。
彼らの生き方に憧れ、引き込まれて行くうちに、ジウは生きる意味を見出していくが、幸福な時間は長く続くはずもなく……。
ずっと隣にだれかがいてほしかった。
それ以上のこと、わたしは望んでない。
混沌として、人間の掃き溜めみたいな街。
でもそれがわたしたちの居場所なんだ。(本文より)
内容説明
刹那の光を求めてネオン街で出会ったわたしたちの、真っ暗闇の青春。売春、オーバードーズ、リストカット。学校や家より、わたしはここにいたい。よるべなき若者たちの孤独と、痛みと、共生を活写した鮮烈な「トー横文学」の誕生!
著者等紹介
橋爪駿輝[ハシズメシュンキ]
1991年、熊本県生まれ。2017年に小説『スクロール』(講談社)を発表し、2023年2月には、映画版が北村匠海、中川大志のW主演で公開。映像作家としても活動し、Amazon Originalドラマ『モアザンワーズ/More Than Words』では、監督を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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竹園和明
Melody_Nelson
kolion
さけ!
May239