出版社内容情報
歴史を書き換える試み。
古事記・日本書紀に書かれていた〝史実〟を読み解く。
古事記や日本書紀の記述を〝神話だから〟として歴史から切り離し、土器や古墳などを〝文字に書かれたものではないから〟として軽視してきた従来の日本古代史は、歴史の実像を描くことができずにいた。
本書は、そうした戦後の唯物史観からは絶対に見えてこない、歴史の実像に迫る試みである。
内容説明
『古事記』や『日本書紀』の記述を“神話だから”として歴史から切り離し、土器や古墳などを“文字に書かれたものではないから”として軽視してきた従来の日本古代史は、歴史の実像を描くことができずにいた。本書は、そうした戦後の唯物史観からは絶対に見えてこない、歴史の実像に迫る試みである。
目次
第1章 日本を目指す太陽信仰と日高見国(人々が「太陽の出る国」に向かった時代;中国や朝鮮以西の地域から来た人々の多さ ほか)
第2章 縄文文明と「神世七代」日高見国(高天原は関東にあった;竪穴住居による人口の密集 ほか)
第3章 イザナギの系譜と国譲り(イザナギとイザナミによる「国生み」と人口増加;西への備えが必要になった日高見国 ほか)
第4章 日高見国から大和国へ―天孫降臨(天孫降臨はフィクションではない;ニニギノミコトによる天孫降臨 ほか)
第5章 大和政権の確立(崇神天皇(第十代)
景行天皇(第十二代) ほか)
著者等紹介
田中英道[タナカヒデミチ]
昭和17(1942)年東京生まれ。東京大学文学部仏文科、美術史学科卒。ストラスブール大学に留学しドクトラ(博士号)取得。文学博士。東北大学名誉教授。フランス、イタリア美術史研究の第一人者として活躍する一方、日本美術の世界的価値に着目し、精力的な研究を展開している。また日本独自の文化・歴史の重要性を提唱し、日本国史学会の代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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