出版社内容情報
――人生を「損得」の勘定で選ばない
希望しても努力しても報われないときどうするか?
人生に悩み、迷い、停滞したときこそ、「凛として生きると楽になる」ことを教えてくれる珠玉の一冊!
■貪欲さは「運が悪い」人生に?がる
■嫌な目にあって腹が立ったら心から感謝すべき
■義務があることが老化防止になる
■平凡を嫌うのは一種の思い上がりである
■諦めないと成功できない
■この上ない贅沢は日常にあり
■中高年は、肉体は衰えても魂や眼力に少し磨きがかかる
■「手狭に」生きれば楽になる
■「もらう」ことを要求するようになったら老人
■服装をくずせば心の中もだらける
■ほとんどのことは「たかが」と思うこと
■「余生」という感覚のおもしろさ
【まえがきより】
現世を受け止める姿勢に一本筋が通っていれば、私は端正と感じることができる。外面はもの柔らかでも、決して真のところで妥協してはいない。意味のない物真似はしない。自分の行動一つ一つが、自分の選択の結果である。つまり限りなく、その人らしい。私はそういう人や生き方に憧れを覚え続けて生きて来た。
曽野 綾子[ソノアヤコ]
曽野綾子(その あやこ)1931年9月、東京生まれ。聖心女子大学卒。幼少時より、カトリック教育を受ける。1953年、作家三浦朱門氏と結婚。小説『燃えさかる薪』『無名碑』『神の汚れた手』『極北の光』『哀歌』『二月三十日』、エッセイ『自分の始末』『自分の財産』『揺れる大地に立って』(小社刊)『老いの才覚』『人間の基本』など著書多数。
内容説明
人生を「損得」の勘定で選ばない。希望しても、努力しても、報われないときどうするか?
目次
自制して生きると豊かになる
諦めはすべてにおいて有効な解決法
「成功の条件」は必要以上に求めないこと
他者への礼儀と内なる折り目正しさ
固定観念を捨てる
謙虚さがもたらす人生の恩恵
心身の賦活に役立つ最上の方法
人生を恐れすぎない
だからこそ、人生は濃厚に満たされる
定型なき幸福の形
精神の幼稚化を自問する
人間関係の機微を楽しむ
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年9月、東京生まれ。聖心女子大学卒。幼少時より、カトリック教育を受ける。1953年、作家三浦朱門氏と結婚(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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