内容説明
特殊部隊の鬼教官として、殊更にこわもてのイメージを保ってきたコワルスキ。音楽を愛する心優しい内面など理解されなくても構わなかった。だが警備会社の経営者となると、一般人との関わりに悩まねばならない。そんな彼の前に天使が舞い降りた。コワルスキの真実の姿を心の目で見てくれる盲目の歌姫アレグラは、神様からのご褒美としか思えなかった。しかし、アレグラの光を奪った事件が、再び彼女を苦しめ始める。『真夜中の男』『真夜中の誘惑』に続く、官能のロマンティック・サスペンス第三弾。
著者等紹介
ライス,リサ・マリー[ライス,リサマリー][Rice,Lisa Marie]
1951年アメリカ生まれ。翻訳者、通訳を経て小説家に転身。官能に彩られたロマンティック・サスペンスを中心に旺盛な創作活動を展開。『真夜中の男』(扶桑社ロマンス)で2004年のシズラー・アワードの最優秀ロマンティック・サスペンス賞を受賞
上中京[カミナカミヤコ]
関西学院大学文学部英文科卒業。英米翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆいまある
60
シリーズ3作目。勝手にクリスマスの話だと思っていたら違った。うーん。どこまでも守り通してくれる過保護系マッチョ彼氏も続くとマンネリ感。美女を殺しかけた相手だって、ミッドナイトマンだったらそっと「消して」くれる筈なのに、逆にやられてしまうコワルスキ、詰めが甘い。そして悪役もスッキリ倒されないなど、カタルシスに薄かった。1作目の出来が良かっただけに少し残念。血腫による失明って設定もちょっと苦しい。2019/12/24
eko
22
ダグラスコワルスキ、特殊部隊の鬼教官であり人が思わず目を逸らしてしまう外見と震え上がらすような低〜い声を持つタフガイ..がしかし不運な事件により視力を奪われた歌姫アレグラに出逢いあれよあれよと言う間に専属スーパー療法士に転身しましたとさチャンチャン(*´-`)♡ってちゃうねん。ダグラスの急速に芽生えるアレグラへの底なしの想いがたまらなく良かった。アイリッシュなまり炸裂のジョークも可愛かったwサスペンス的には物足りなく畳み掛けるような終わり方もちょっともったいないけどダグラスが優しいからいっか(´∀`=)2016/12/27
たまきら
21
超凶悪顔の巨人が、盲目の美人歌手に一目ぼれ…というおかしな設定です。でですね、実は私、ゴリマッチョ大好きなんです。顔が傷だらけ?あばた?ぜんぜんOK。旦那さんは元ラガーマン、顔中傷&あばただらけ、渋滞時にも車線変更に苦労したことのないミスター悪役なんですが、個人的にはすごいハンサムだと思ってます。だからね~もうこのお話はツボでした!すっごくかわいいロマンスです。2015/11/18
アン
17
ヒーローのコワルスキは悪役顔です。 そんなコワルスキは怖い顔に似合わず音楽を愛する心も優しい男でアレグラにマメすぎるほど尽くします。HOTシーンもたっぷりでした。でもサスペンス要素は微妙。事件はアッサリしすぎてたかな。2015/04/17
Miyuki_fsog
16
ホンマ、ええ話やぁ~(ToT)何度も泣かされた…可哀相だったり、怖かったり、ドキドキしたり…でも最後は嬉し泣き♪まさに、美女と野獣なステキなお話し❤ヒーローがどれ程の顔つきか分からないけれど、男は顔じゃないし(良い方がいいけど❤)ヒロインみたいに、体張って守られて、甘やかされて尽くされてみたかったなぁ\(^o^)/現実には居ないか…笑2016/08/20