内容説明
週刊SPA!の最長寿連載エッセイ『ドン・キホーテのピアス』最新刊。
目次
踊りのうまい女性に、僕は弱い
音楽がいいとミュージカルは楽しいのだ
言葉と音楽の関係について
コンサートを乗っ取られた気持ちを君は分かるか!?
『ビッグイシュー』という雑誌を知っていますか?
コンタクトをしている人、気をつけて
誠実なドラマはもはやアニメでしか作れないのか
タモリさんとミュージカル
だってミュージカルなんですから
ビートルズと僕の来た道〔ほか〕
著者等紹介
鴻上尚史[コウカミショウジ]
’58年8月2日、愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業’97年度(平成9年)ロンドン市立ギルドホール音楽・演劇学校留学。劇作家・演出家、映画監督、エッセイスト。昭和56年早大演劇研究会を中心に劇団第三舞台を旗揚げ。紀伊国屋演劇賞団体賞(昭和62年『朝日のような夕日をつれて’87』)、岸田国士戯曲賞(平成7年『スナフキンの手紙』)などを受賞。また、映画の脚本・監督も手掛け、監督作の『トウキョウゲーム』がサンディエゴフィルムフェスティバル短編映画部門にてグランプリを受賞(平成6年)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
55
時代を見る目の確かさと自己分析能力の高さはうらやましい。ブーフーウーがばかうけ。あとエースコック2015/10/06
Twakiz
19
週刊SPA!に連載の鴻上先生のコラム集(2003-2004頃)いろいろはっとする記述が散見.「そこが,人間の場所になるかどうかは,適度に汚れ,適度に破綻し,適度にいいかげんになれるかどうかにかかっているのです(p70)」往年のドリフファンとしては「ドリフターズが国民的人気を得たのは,まさに,何もしない高木ブーさんがいたからじゃないかということです(p112)」からのくだり,泣ける.鴻上先生,「おいら,わはは」と軽い口調でなかなか深いことを言われる.第三舞台のお芝居,20年ぶりに観てみたいなぁ.2017/09/08
金吾
4
洒脱な語り口でなかなか面白かったです。特に高木ブーの話は爆笑しました。国家と個人を対立軸にしたがる単純さは昔ながらのインテリっぽいなと感じました。2020/08/14
みなず
1
2003年〜2004年に連載していたエッセイ。この頃の記憶や思い出が薄い私は、昨日と同じ今日をコピーして、今日と同じ明日をペーストしていた。まだ、どうでもイイ毎日だった。2010/11/07
いしかわなおこ
1
イラクで3人の日本の民間人が誘拐された事件が起こったころの、ドンキホーテシリーズ。自己責任、という言葉を繰り返しメディアで聞いていたことを思い出します。あの頃から変わらず、息苦しい日常。2010/09/09