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ベルリン・ノワール

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594028695
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

内容説明

長い歴史を持つ都市ベルリンは、1920年代に繁栄をきわめながらも、第二次大戦による徹底的な破壊と、冷戦による東西分断という、例のない苦難に見舞われた。そして、あの劇的な壁の崩壊から10年、いままたベルリンは、統一ドイツの新たな首都として生まれ変わろうとしている。だが、さまざまな人間が交錯する多元都市ベルリンには、もうひとつ、知られざる裏の顔が隠されているのだ…。本書は、ドイツ・ミステリー界注目の作家5人が競作した、野心的な犯罪小説集である。東西統一のひずみや貧富の格差、人種や移民問題など、現代ベルリンの真実を見据え、闇に渦巻く人間模様と犯罪の諸相を鋭くえぐり出す、本邦初のドイツ暗黒小説アンソロジー。

著者等紹介

ゴイケ,フランク[Goyke,Frank]
1961年、ロシュトック生まれ。ベルリン劇場で演出に携わり、作家となる。96年度マーロウ賞を受賞

ドルン,テア[Dorn,Thea]
1970年、フランクフルト生まれ。ベルリン自由大学哲学科で教鞭をとる。95年度マーロウ賞、2000年度ドイツ・ミステリー大賞を受賞

バルケ,ベアベル[Balke,B¨arbel]
1947年、ザールフェルド生まれ。編集者、ウエイトレス、新聞記者等を経て作家に。詩や脚本も執筆

ラウ,ハイナー[Lau,Heiner]
1953年、デュイスブルク生まれ。デビュー作は映画化された

ヴィレ,カール[Wille,Carl]
1961年、ベルリン生まれ。数学者。94年、ミステリー界にデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fumi

0
どれもこれもかなり暴力的で薄暗い感じ。80年代の映画クリスチーネFをなんとなく彷彿させるような。2014/09/21

eazy

0
ドイツオムニバス短編集。俺はドイツの小説家と相性が悪いのか、「アメリカの友人」みたいなのを期待したんだが・・。2004/09/15

funa1g

0
ベルリンを舞台にした犯罪小説アンソロジーなのだが、前書きにある通りSバーン(都市近郊鉄道)がどの作品でも出てくる。総じて非常に治安が悪く、犯罪小説としての誇張だけではないんだろうなと思わされ、ベルリンの治安を思わずにいられない。ストレートな犯罪小説というより少しひねった感じの作品も多く読んでいて楽しい。著者の他作品を読もうと思っても、あまり邦訳がないのが少し残念。2022/09/10

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