内容説明
ロンドンにあきた時は、人生にあきた時だと言った人がある。不思議だ、ロンドンは…。ためしにアフターヌーン・ティーを味わってみるとよい。悠久の時の流れに、いつしか抱かれた自分にふと気づくはずだ。ロンドンに魅かれ、ロンドンに住んだ著者がロンドン暮らしのすべてを語る。
目次
第1部 春(身軽になって、引っ越し;作家は不自由業だ;ロンドンで、なくてはならないもの;英語も喋れなくて…;どこにでもいる幽霊;夏は外出に絶好の日和り)
第2部 夏(海外で金を垂れ流す!;旅は神経を使うもの;モロッコの迷路の魑魅魍魎たち;湾岸危機に思う;長かったストーンズへの道程;平和な街を、戦車が走る;日本人に刃物!?)
第3部 秋(私は学校が大嫌いだった;ロンドン泥棒日記;英国式手続きの実際;総括!これがロンドンだ;二都物語;イギリスの自慢料理!?;カフェ・ロワイヤルでダイアナ妃に出会った;階級制度の是非)
第4部 冬(バーゲンはロンドンで!;ロンドン映画事情;国を映す映画;変態な世界を垣間見た;戦争の実感がひしひしと…)