扶桑社ミステリー<br> 戦慄のシャドウファイア〈下〉

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扶桑社ミステリー
戦慄のシャドウファイア〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 370p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784594004279
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

不老不死を実現する野望に取りつかれた天才的遺伝子工学者、エリック・リーベンは自らに施した遺伝子工学的処置〈ワイルドカード〉によって死から蘇った。しかしその副作用は激烈だった。暴走する遺伝子は彼を怪物へと変容させた。額に角が盛り上がり、尻尾が生え、体に鱗が生じた。彼は地上に現れたこともない爬虫類の怪物へと変容していったのだ。だが、エリックは怪物と化しながらも、自分から離れていった妻への復讐の念に燃え、レイチェルを追う。また、情報局の高官シャープ、そして正義派の警官たちが三つ巴、四つ巴となって彼らを追いつづける。奸計により、指名手配されラスベカズへ向かって砂漠を移動するレイチェルに、もはや人間の姿をとどめなくなったエリックが襲いかかった―。鬼才クーンツがくりだすストーリーは最後まであなたを絶対に離さない。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

散文の詞

80
とにかく、圧倒的なスピード感で、これでもかって畳み掛けてきます。 ついていくのがやっとです。 まあ、難しいことは考えすに、理屈抜きで楽しむための本です。 この作家は、バッドエンドになることがめったにないので、その点は安心して読めますが、どうなるんだろう?の連続で、ある意味疲れます。 でも、最後はあっさりし過ぎな感じでした。 2020/02/28

goro@80.7

23
再読了。怪物への変態過程の描写が面白い。少しづつ怪物に近づいていくシーンに妙に納得してしまう。解説にある通りもう娯楽の要素がてんこ盛りでありました。2015/05/10

bookkeeper

21
★★★★☆ 再読。上巻は焦らされまくってジリジリしていたが、ついに怪物がレイチェルを襲撃。過去に因縁のある腐った政府職員や、ベトナムの戦友も巻き込んで死闘を繰り広げる。モハーヴェ砂漠で、ラスベガスで、執拗にレイチェルを追跡する不死の怪物を倒す術はあるのか…? 「美女を追い詰める怪物」と聞いて期待するシチュエーションがサービス満点にてんこ盛り。いいよ、いいよー! ♪( ≧∇≦) クーンツのホラーは主人公達が品行方正で闇が無い。健全なホラー。 「下を見ちゃだめよ。絶対にだめ。絶対だめなんだから。絶対…」2018/10/29

Ribes triste

14
下巻入手。面白かった!B級映画を1本見た気分です(いい意味で)。エリック・リーベン博士が、次々と形態を変えて化物になって行く様は圧巻。他の登場人物たちがかすむほどの暴れっぷりでした。2016/04/17

ホレイシア

12
クーンツならではのスピード感は、やっぱりすごい。これは私の大好きな遺伝子操作の話だが、こう来るとは思わなかった。だが一番驚いたのは、エリックが不死の研究を始めた理由が「地獄に落ちたくない」という何とも単純なことだったということ。そして彼をそうさせたのは、彼を育てた大人たちなのだ。何とも言えないやりきれなさが残る。2009/04/29

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