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内容説明
鞍馬寺に8歳であずけられた源氏・牛若。熱心に学問をつみ、平家打倒を念じて武芸にはげむ。だれがいいだしたか天狗に剣術をならったという牛若は、荒法師・武蔵坊弁慶ほかを家来にするだけの力を蓄えていった。長じて、九郎義経となった牛若は、兄・頼朝の旗あげにかけつけて感激の対面、各々33歳と21歳のときであった。そして、義経。宇治川の戦いで義仲を討ったのを手はじめに華々しい戦果をあげていく。…だが、しかし、兄・頼朝はしだいに義経を排していくのである…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Misa
5
5年生向け図書館を使った授業「日本の言の葉」のため勉強中。これは、4年生の国語の教科書でも紹介されています。4年生には難しいんじゃないかな・・・と思いますが、どうかな〜。2012/06/21
baアタマ
4
1989年。平家物語七巻にして、颯爽とヒーロー義経登場。が作者は「67年間を扱った平家物語で義経が登場するのはわずか2年」である、そして義経の少年期や最期を「義経記」で補っている。「戦場という狭い場所では本能的に勝つための判断を即座に実行し得たこの天才勇将が、(天才的政治家の兄頼朝に対し)広い政治の世界では無能と言っていいほど判断ができなかった」 と義経の悲劇的側面に触れる。瀬川康男さん挿絵。 2015/09/18
ツキノ
1
オークションでセットで購入したもの。2009/05/01
sekimmer
0
鵯越えの馬のビビり顔、可哀想。〈「朝にかはり夕に変ずる世間の不定こそ哀なれ」と、『平家物語』は義経の話をむすんでいる。そしてこれ以後、義経はこの物語のなかからすがたをけしてしまうのである。〉2023/10/21