内容説明
ヘルガは、このあたりきってのきりょうよし。でも結婚するときにもっていく持参金がないのです。すわりこんで身の不運をなげいていても仕方ありません。ヘルガは、人間どもの世界をじっくりながめわたし、トロールのふしぎな力を発揮して、おろかものの人間どもから、牛や金、山のまきばまで手にいれます。でも、ヘルガがさいごに手に入れた、ほんとうのごほうびとは…。パオラのすばらしい想像力は、ユニークなトロールの世界を自在にかけめぐり、笑いを愛する読者の心に深く働きかけます。
著者等紹介
パオラ，トミー・デ［パオラ，トミーデ］［Ｐａｏｌａ，Ｔｏｍｉｅ ｄｅ］
子どもたちのためのお話と絵をかいて、数多くの絵本をつくっている。１９７６年には、「まほうつかいのノナばあさん」（ほるぷ出版刊）で、コルデコット・オナー賞を受け、ほかに「神の道化師」「あすはたのしいクリスマス」（同刊）などがある。ニューハンプシャー州ヘニカーにあるニューイングランド大学視覚芸術部の教授
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感想・レビュー
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紅花
18
途中までは、まあありがちで、このまま素直にお話が終わるのかと思ったし、ラースと結婚したらイヤなお話だな〜と思って居たら、最後は思わず拍手喝采！子供たちは絵を見て、最後に何かあると予想していたらしい。2016/11/22
gtn
15
必ず叶えてみせると腹が決まれば智慧も生まれ、行動に無駄がなくなる。結果として、望んだ以上の境涯に至る。かつての渇望がまだまだちっぽけだったと気付いた時、真の幸福を得る。2019/11/21
花林糖
12
前向きに頑張るヘルガがとても素敵です。可愛らしいお話でした。2015/05/01
おはなし会 芽ぶっく
6
持参金がないと結婚できないトロールの女性たち。自分の持参金は自分で稼ぐのよ！と立ち上がったヘルガ。なんと王さまに見初められる♪ 【ジェンダー絵本 女性】2023/12/05
眠りスナメリ
5
子どもの頃に読了。民話やおとぎばなしで(主に女性側の)持参金のことを知った。インドには今も風習が残ってるんだっけ。イラストがまたよいね。
