内容説明
あるひ、チャールズさんとフレッドさんはみどりいろのバスをもりのなかにすてていきました。みどりいろのバスはとってもかなしそうでした。でも、しばらくすると、ふたりのこどもがやってきて、いいました。「やあこれはすてきなうちになりそうだよ」…。現役から引退した二階建てバスが、窓にカーテンをかけ、屋根に煙突をつけ、馬にひっぱってもらって旅をするさまを、ユーモアたっぷりにえがいています。イギリスで20年以上にわたって読まれてきたロングセラー絵本です。
著者等紹介
シャロン,ジョン[シャロン,ジョン][Chaloner,John]
15歳のとき最初の短篇が、雑誌に掲載されて以来、今日まで、新聞、雑誌を舞台に、多くの作品をつくってきました。1924年、ジャーナリストと作家の両親のもとに生まれ、戦後、戦車隊の指揮官をしている頃、ドイツの出版社ダー・シュピーゲルで作家としてスタートしました
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
47
捨てられたバスと二人の子どもの交流。そこに老いた馬も加わって波乱万丈の展開。しかしこの馬、老馬とは思えない大活躍ですね。2014/06/07
おはなし会 芽ぶっく
14
2月に高校で絵本・紙芝居講座を依頼されたので、今年はほるぷ出版の絵本と紙芝居の読み比べを考えています。廃車にされたみどりいろのバスは、あろうことか森の中に捨てられてしまいます。けれども捨てる神あれば拾う神ありで…。紙芝居 https://bookmeter.com/search?keyword=4593810159 2022/01/23
kazu_tea
12
のんびりしたお話しなのかと思いましたが、読み進めてみると火災現場で活躍したり、坂で止まらなくなってしまったり波瀾万丈なお話しでした。結構、大変な事も起こっているのですが、それでも不思議とやっぱり、のんびりした雰囲気なんですよねー。2013/05/13
ume 改め saryo
10
いきなり表紙で『みどりいろ』を使わないところがニクイ(笑)(^^) 奇想天外なストーリーですね。人助けをしたかと思うと、人を落っことす(^^; はたまたボンドカーか!?と思う曲芸(笑) アイスクリーム食べたいです(笑)(^^) 2012/10/18
遠い日
9
なんともクラシカルな絵とお話。赤い表紙に緑の車体がキュートだ。廃車になって打ち捨てられたバスと二人の子ども、それを助ける老いた馬との、楽しく気ままなショート・トリップ。はちゃめちゃなエピソードも挟まって緩急がつく。ハッピーエンドにほっとする。2013/05/24