出版社内容情報
「感動した!」「山口百恵は菩薩である」など古今東西の傑作ほめ言葉を、言葉の達人・清水義範氏が90本セレクト・解説。読めばほめ言葉の「大事」さが身にしみる、書き下ろし「大事」典。
目次
第1室 みんな盛大にほめまくっている
第2室 ほめられればクソ力が出る
第3室 ほめられて才能が開花したのかも
第4室 昔の人もほめられた
第5室 世界の偉人もほめられた
第6室 芸術家はほめなきゃ育たない
第7室 どこをどうほめるかがミソ
第8室 天然・自然・その他をほめる
第9室 まにうけてはいけないほめ言葉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
37
誰が、どんな時に、誰を、どうほめたという古今東西の例を集めた本。数学者のベルヌーイからニュートンのところへ数学の問題が届いた。ベルヌーイは超難問を作って、何十人もの数学者に送ったのだ。そして誰もその問題が解けなかった。ところがただ一人ニュートンだけはその問題を解き、匿名の手紙で解答を送った。その解答を見たベルヌーイは、名前が書いてないのにそれがニュートンからの解答だと見抜き、こう言ったそうだ。「ライオンは、その足跡だけでもライオンだとわかる。」おそるべしニュートン、というムードのあるいいほめ言葉だ。2018/02/12
ぴよぴよ
4
実際のほめ言葉を、ほめた人、ほめられた人はこの人。とちゃんと書かれていて面白い。解説(エッセイ?)はややひねくれて、てたまに「にやっ。」歴史上の人物、有名人、芸術家、地球なんてのもある。2012/05/19
かごむし
3
前書きと、あいまあいまの著者のほめエッセイがよかった。ほめるということの大切さ、難しさを感じる本。2011/12/06
湯飲み猫
2
どういう言葉を遣うと誉められた人は喜ぶんだろう、この本で誉め言葉をゲットして人間関係良好に!……などと安易な欲求でこの本を読む。読んで分かったこと。筆者が言うように、相手を正しく見ないと、誉められない。気持ちよさげな言葉を並べても、それは単なる太鼓持ち。上手く誉める人はそれだけの目をもった人なのだ。合間合間のエッセイに諭されました。2012/03/28
なつき
2
褒める言葉にもいろいろあると。褒めてるけど褒めてない言葉も色々…。2011/05/16