ポプラ文庫ピュアフル<br> 調香師レオナール・ヴェイユの香彩ノート

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ポプラ文庫ピュアフル
調香師レオナール・ヴェイユの香彩ノート

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784591152447
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

依頼者のためにだけ香りを生み出すプライベート調香師・レオナールの華麗な謎解きが心地よい、香りにまつわる物語。天才調香師レオナール・ヴェイユは、若くして世界的大ヒットとなる香水を開発した一流調香師。香りに色が見えるという共感覚を持ち、誰にも作れない斬新な香水を生み出してきたレオナール。世界的なヒットを飛ばしたあと、依頼者だけのための香りを生み出すプライベート調香師となった謎多き彼に、主人公・月見里瑞希は依頼状を出すことになった。
瑞希の願いはかなえられるのか、レオナールは何を手がかりに香りを作りだしていくのか。共感覚を手がかりに、絵画や薔薇にまつわる謎を解き明かしながら、色を香りに変えていくレオナールの鮮やかな手さばきが心地よい、香りにまつわる物語。

小瀬木 麻美[コセキアサミ]

内容説明

天才調香師レオナール・ヴェイユは、若くして世界的大ヒットとなる香水を開発した一流調香師。独特の感覚を持ち誰にも作れない斬新な香水を生み出してきた。世界的なヒットを飛ばしたあと依頼者のためだけの香りを生み出すプライベート調香師となった謎多き彼に、月見里瑞希は依頼状を出すことになった。絵画や薔薇にまつわる謎を解き明かしながら色を香りに変える手さばきが心地よい、華麗で優美な物語。

著者等紹介

小瀬木麻美[コセキアサミ]
京都府出身。奈良女子大学卒業。現役書店員。『何度でも君に温かいココアを』(ポプラ社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アン

42
世界的大ヒットの香水を生み出した天才調香師レオナール(レオ)、後に依頼者の為だけのプライベート調香師になり、納得した依頼だけを受けている謎多き人物。瑞希が依頼の手紙を出した事をきっかけに行動を共にすることに。超美形で語学が堪能なレオは真摯に人と向き合う素敵な人。香水の話だけでなく、絵画や花、花言葉にスイーツと色々な内容も盛り込まれていて楽しめました。人の想いが込められたもの(記憶)から香りを導きだして香水を作る工程も素敵。瑞希とは運命的なものを感じているようだし、謎も残っているので続編出し欲しいな~。2017/02/13

カナン

37
余命僅かな母の最期の願いを叶えるため瑞希が仕事を依頼したのは、依頼人一人のためだけに香りを作る天才調香師レオナール。薔薇園、花言葉、絵画、紅茶に甘味、各国の美術品と、香りを色で捉えるという共感覚を持った神秘的で誠実なレオの仕事ぶりは、出来過ぎなほど美しい世界観。が、こんなにアーティスティックな設定なのに文章が説明的で情緒面の描写が乏しいことと、デザイナーの母に育てられミラノでデザインを学んでいる瑞希が、芸術と宗教は切っても切れないことや代表的な美術館の名すら全く知らないという無知っぷりは流石に無理がある→2018/02/18

那由多

21
その人だけのこの世に一つの香りをつくる調香師レオが、求める香りを探す為語られる思い出を紐解き香水に仕上げていく。レオと瑞希の仲が、焦らずゆっくりと育まれていくのが良い。問題の大物女優とレオの関係は察せられるが、次作で教えてくれるのかな。助手は瑞希よりも彰の方が向いてるよなぁ。2021/11/15

nono

19
図書館本。初読み作家様。美貌の天才調香師レオナールは依頼者の為だけの香りを作るプライベート調香師。母の為に依頼をする瑞希との出会い「ローズ」、次の依頼「ジャスミン」と、香水だけでなく、美術や絵画、花や味覚など様々な要素からその香りをイメージしていく様は眩いばかりの贅沢感。レオの香りを色に感じる共感覚も面白いし、調香の奥深さも感じられ楽しかったです。未回収の話もあるので続き読みたい。表紙も印象的だと思ったらyocoさんでした。2017/01/03

13
香りと思い出は密接に関わっている。 香りによって鮮明になる想いがある。 そんな、世界にたった一つの その人だけの香りを作る 天才調香師レオナール・ヴェイユ 香りが色で見える得意体質。 彼に母のための調香を依頼したことから いろいろな人と縁を結んでいきます。 こころがフルフルするお話でした。 2022/06/07

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