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ポプラ新書
財閥を築いた男たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 266p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591145227
  • NDC分類 332.8
  • Cコード C0295

出版社内容情報

三菱財閥の岩崎彌太郎など、近代日本経済の草創期に世界と戦える大財閥を築いた10人の男たち。彼らの足跡に成功のヒントを学ぶ!

内容説明

近代を支えてきた資本主義そのものが終焉を迎えたと言われる現在、どこにビジネスの活路を見出せばいいのか。約150年前、明治維新という未曾有の危機に直面しながらも、新しい事業を起こし老舗を再建し、現代の大企業につながる「財閥」を築いていった男たちがいた。彼らの足跡にこそ、成功の鍵がある!

目次

第1章 越後屋から三井財閥へ 三野村利左衛門と益田孝
第2章 地下浪人から三菱財閥を創設 岩崎彌太郎
第3章 住友家を支えて屈指の財閥へ 広瀬宰平と伊庭貞剛
第4章 金融財閥を築いた経営の才覚 安田善次郎
第5章 無から有を生む才で財閥へ 浅野総一郎
第6章 生命を賭けて財閥を築いた創業者 大倉喜八郎
第7章 無学の力で財を成した鉱山王 古河市兵衛
第8章 株の大勝負に賭けて財閥へ 野村徳七

著者等紹介

加来耕三[カクコウゾウ]
1958年、大阪生まれ。奈良大学文学部史学科卒業。同大学文学部研究員を経て、大学、企業の講師をつとめながら、歴史家・作家として独自の史観に基づく著作活動をおこなっている。『歴史研究』編集委員、内外情勢調査会講師、中小企業大学校講師、政経懇話会講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

15
☆☆☆★ 財閥の創始者ともなると、波瀾万丈の人生が多い。何事かを成し遂げるには苦労も必須。三野村利左衛門、益田孝、岩崎彌太郎、広瀬宰平、伊庭貞剛、安田善次郎、浅野総一郎、大倉喜八郎、古河市兵衛、野村徳七。2015/09/01

ちくわん

6
著者は加来耕三さん。ここ数年、ラジオを拝聴していた。本書を買ったときは全く気がつかなかった。財閥を作った10名を紹介。氏の幅広い知識を持ってすれば、なるほどの出来。紹介された名言のいくつかには強く同意。江戸・明治から企業内の人間のあり方は普遍。(氏と生まれた月日が同じなのにビックリ)2019/03/04

ひよピパパ

3
財閥を築いた10名の実業家を紹介した書。特に面白かったのは、岩崎弥太郎。あまりにも青少年時代が過酷すぎたせいか、その反動が成功してから後の人生に何か影を落としているような気がした。岩崎があまりにも独占的かつ独善的な経営手法をとっていたために、厳しい評価がなされることもあるが、彼の人生全体からとらえた場合、その経営手法は必然的にたどり着いた結果なのかなとさえ思えた。安田善次郎の紹介もなかなか面白かった。「実際の彼は、人物が軽々しいのである」とは意外で、改心してからの努力が成功に結びついたとは知らなかった。2016/09/10

A.KI.

3
誰もが知る財閥の祖となった人たち。性格や人となりはバラバラだが、いずれも言えることは、並々ならぬ努力をしたこと、恐れず道を貫いたこと、人や時流を見る目があったこと…そんなことがよくわかりました。そして、やはり破天荒で規格外な人間が多かったのだろうと。個人的には安田善次郎の人となりが面白かった。2015/07/29

yurari

2
大倉喜八郎の度胸にあっぱれ。「喜八郎は、死への恐怖感が、常人よりも薄かったようだ。あるいはやせ我慢のしどおしが、いつしか本当に胆が座るようになったのかもしれない」。2016/04/04

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