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あの日 生まれた命

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591142752
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0095

出版社内容情報

東日本大震災の日に生まれた命と、その家族の姿をNHK取材班が深く見つめ、綴ったルポルタージュ。NHKスペシャルを書籍化。

内容説明

東日本大震災の日、過酷な状況下で誕生したいくつもの命。あれから4年近くが経ち、家族に見守られながら、彼らはたくましく成長している。震災の日に生まれた命とその家族の姿を深く見つめたルポルタージュ。NHKスペシャルを書籍化!

目次

第1章 津波にのまれそうな病院で
第2章 家族を亡くした悲しみの中で
第3章 生まれたことを喜べなかった日々
第4章 福島で生まれて 原発事故から3年の日々
第5章 「あの日」が家族たちを変えた
第6章 「あの日」生まれた絆
第7章 「救えなかった命」への罪悪感
第8章 危機を乗り越えて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

178
既読の感じがするのはあの番組を観た記憶があるからか…そして今、読み友さんのレビューに誘われてこの本を手にした。「泣いてどうする、しっかりせい私!」何度も涙で文字が霞みページをめくる手が止まった。お母さん、支えるご家族、病院関係の皆さん、関わった全ての方々「本当に頑張りましたね。」胸がいっぱいになった。あの日生まれた赤ちゃんはもう10歳になりますね。「生まれてくれてありがとう。」生きることはしんどいことも多いけれど、生きてるだけで十分愛しいよ。健やかに気負わずに!と思ったあれから10年、コロナ禍の中で。2021/02/24

Ikutan

43
2011年3月11日、沢山の命が奪われたあの日、被災地で誕生した新しい命。真っ暗闇の中の出産や出産後直ぐに非難を強いられた母子などを、NHKスペシャル『あの日生まれた命』のスタッフが綿密な取材をもとに綴ったノンフィクション。まず、多くの命が喪われたあの日にはお誕生日のお祝いが出来ないという事に胸が痛くなる。それでも、彼らの誕生が被災地に大きな光をもたらしたという真実と、彼らの命を守るために多くの人たちの支えがあったということ、何より過酷な状況で出産を成し遂げた母親たちの姿に胸が熱くなり、生きる力を貰った。2015/04/08

007

31
★★★★☆ 2011.3.11に生まれた赤ちゃんは東北3件で100人以上いたそうです。平時でも出産は一大事なのに、どれほど母子にとって過酷だったことか。胸をはって元気に育ってほしいと願うばかりです。医師、看護師の職業意識の高さに頭が下がり、物資の少ない中協力してくれた人々の温かさに触れました。2015/02/25

けんとまん1007

16
同じタイトルの別の本も合わせて借りて読んだ。先に読んだのは、ご両親からの手紙。こちらは、番組に準拠したもの。両方、読むと、さらに、いろいろな思いが見えてくるし、感じ入る部分も多い。あの日・・・それもまた、運命のめぐり合わせとしか、言いようがない。だからこそという考え方もできるし、こだわり過ぎるも・・と思う一面もある。どちらにしろ、大切な命には変わりがない。健やかに育つ姿が、明日への希望となる。2015/07/10

ポン

5
整った環境でも出産は不安なのに、震災の日の出産はどれ程だろう。生れた後も停電や物資不足のなか、赤ちゃんを守るお母さんは必死だ。こんな時周りの助けはありがたい。自分も被災しているのに、手を差し延べてくれる人、何て優しいんだろう。我が子の誕生日に、手放しで祝えない辛さは、この本を読むまで気が付かなかった。2021/03/10

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