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はるか遠く、彼方の君へ

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  • サイズ B6判/ページ数 478p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591140048
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

京都への修学旅行中の高校生・夕鷹は、博物館で古い剣を目にして気を失い、気が付くと炎があがる知らない土地にいた。武士に襲われたところを助けてくれた男は、源九郎義経と名乗る。ほかにも同時にタイムスリップしたらしい2人の高校生、華月、遠矢と出会い、夕鷹たちは「平家物語」の記憶をたどりながら、元の世界に戻るために、神器の剣を探す。焦燥や葛藤、恋と別離。ラストには感動が押し寄せるロングストーリー!感動のタイムスリップ青春小説。

著者等紹介

安澄加奈[アズミカナ]
1987年、長野県安曇野市生まれ。2007年、ジャイブ小説大賞で、「願いの神さま」が奨励賞を受賞したのをきっかけに、2011年、『いまはむかし竹取異聞』(ポプラ社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さおり

86
図書館本。お気に入りさんの感想に釣られて、初めましての安澄さん。すんごい良かったんですけど!!今のところ、今年のイチバンやわ。源平合戦の最中にタイムスリップした高校生3人のお話。いろんな方の感想見てたら、過去に同じような本を書かれてる方がいて、パクリじゃないかなんて意見も出てましたけど、まぁ、いいよどっちでも。だっておもしろいもん。「義経と弁慶って敵じゃないの?」レベルの知識しか持ち合わせてない私が、義経大好きっ子になるくらいの破壊力。歴史好きな方が読んだらどんな感想なんだろう。あぁ、みんな読んでくれ。2016/07/27

Ikutan

78
高校生3人のタイムスリップもの。ありがちな設定かと思いきや、3人の設定や登場人物がなかなか魅力的で、これはぐんぐん読ませてくれます。初めは戸惑ったボリュームも途中からは気にならず、一気に800年前の源平合戦の最中へ。生死が隣り合わせの過酷な戦の渦中で、高校生が体験し感じたこと。自分たちの意思で行動し、逞しく成長していく彼らに胸が熱くなります。特に、現代で辛い境遇に晒されいた夕鷹が、少しずつ自己を肯定していくところが素晴らしい。希望あるラストまで繋げた構成も上手いなぁ。このタイトルもいいですね。2017/02/26

みっこ

71
修学旅行中の高校生が、平家物語の時代にタイムスリップする話。期待以上に素晴らしい作品でした。話が進むにつれ、どんどん義経の人柄に惹かれ、その分不安になる。義経も静御前も、歴史上幸せな最期を迎えたとは言えない人たち。一体どうなってしまうの…?史実は変えられないけれど、結末は良かったです。読み終えた後、静御前の舞の話を改めて聞くと、その思いの強さに涙が出る。歴史に名を刻んだ英雄たち、そしてそうではない市井の人々。資料には残らない苦悩や迷いがあり、時には失敗もして、その先に私達のいる未来がある。(コメントへ→)2016/06/10

BlueBerry

64
タイムスリップした先が源平合戦の時代だったとゆー高校生3人のお話です。タイムスリップの描写とか理由とかその他、重要な局面での説明とかが余りにあっけなくて若干拍子抜けの感じ。その他のストーリーは普通な感じだったので、その辺りも丁寧に書いてくれたらかなり良くなったと思います。序盤△中盤○ラスト○2014/07/23

ゆみねこ

58
1987年生まれの若い作家さんの作品。修学旅行中の3人の高校生が、京都の博物館で「草薙の剣」を見ているときに突然気を失って飛ばされたのは源平合戦の最中の時代。歴史上の人物が魅力的に描かれ、3人の戸惑いと成長ぶりが面白く、主人公夕鷹の変化が一番素敵だった。この若さでこのクオリティの作品を描かれるとは、先がとても楽しみ。タイトル、とても素晴らしく、納得です。2014/09/25

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