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ポプラ文庫
その後の仁義なき桃尻娘

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  • サイズ 文庫判/ページ数 447p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591119938
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

高校を卒業したものの浪人中の榊原玲奈と木川田源一、大学進学した醒井涼子と磯村薫。4人の主人公達を待っていた、「新しい」生活は―。若い世代を中心に圧倒的な支持を得た、大河青春小説、“桃尻娘シリーズ”の第二部。巻末に、著者特別インタビューを収録。

著者等紹介

橋本治[ハシモトオサム]
1948年東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。在学中に駒場祭のポスターで話題を集め、イラストレーターを経て、’77年『桃尻娘』で作家デビュー。小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッセイなど、ジャンルを超えた活躍を続けている。『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調 平家物語』(毎日出版文化賞)など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nemuro

42
デビュー作でもある前作の購入・読書履歴から。2010年12月4日読了(2010年6月19日「くまざわ書店函館店」で購入の初版本)、2019年4月6日再読(2019年1月29日「ジュンク堂書店札幌店」で購入の第2刷・追悼版)。「2010年8月5日 第1刷発行」の本書。発行翌日の2010年8月6日に購入(「文教堂書店函館テーオー店」)も未読のまま段ボール箱に収納され、芦別、網走、再びの函館を経て富良野。今般ようやく本棚に並ぶ。昭和の桃尻娘たちのリアルな語りを令和の今に堪能している。いざ『帰って来た桃尻娘』へ。2022/08/18

hoco

13
この本はサ、大学入試に失敗しちゃった桃尻娘こと玲奈の浪人時代の物語なワケ。最初こそ玲奈の語りで始まるんだけど、ホラ、浪人生活ってパッとしないじゃない?だからサ、そこから先は滝上センパイ、凉子姫、源ちゃん、磯村くんと語り手がバトンタッチしてくの。で、最後に玲奈に戻るんだけど、まぁ、なんてェの、源ちゃんの回で、あたし、泣いたワ。この本の中でサ、立派に仁義通すの、源ちゃんだけよ、ネェ。トオダイに行かなかった薫チャンは、そんな源ちゃんの良き理解者でありたいのだけれどもね。どうなるのかしら、次作も読むワ!2023/01/23

小鈴

9
あたしは昨日本屋に行って速攻で買って読んでしまったワケ。一巻より二巻のほうがなんか好きなのは、なんでだろ?。ヤッパ、巻末の特別インタビューで橋本治も言ってるケド、モノローグからダイアローグになってるから?みたいな。80年代なんだけど、なんかイマドキにもこんな子いるよなァ、と思ってるワケです!で、苦手だった桃尻語が伝染しちゃったワケ。 表紙もかわいいの。 2010/08/06

あかつや

7
シリーズ2作目。高校を卒業したおなじみの面々のその後。前の巻の感想でも書いたが、当時の若者言葉を意識した文章はいま読むとやっぱり古臭くて、多分ここでつまづいちゃう人もいるだろう。でもそんな上っ張りを捲ると古今東西を問わない若者の青春の苦悩がちゃんと描かれている。読みながらその年代の頃の自分が思い出されてしまうような、いい青春小説だ。今作の中心にいるゲイの少年・木川田くんの恋の話なんてもう可哀そうで可哀そうで。一方桃尻娘さんは浪人中で作中では蚊帳の外なのに、最後しっかり締めてくれる。みんないいキャラだわ。2019/07/20

森下司

4
再読。やー懐かしかった。私も女子高生だった頃に初めて読んだし。榊原玲奈と木川田源ちゃんが大好きだった、醒井さん……ほんと無邪気なんだけど、なんか怖いの。でも、友人にすんごい美人で醒井さんに似ている子がいて、なんか同じ経路を辿ってて。ねーなんで私が病院に迎えにいかないといけないのかなーというポジションに。懐かしさのあまり、嫌なことまで思い出しちゃったけど、まあそれも含めて青春だし、この本も私の青春の一部ですわ、今では。2011/06/02

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