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ポプラ文庫
ガールズ・ブルー〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784591102954
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

高校三年になった理穂、美咲、如月。高校生活最後の夏、心を決めきれずにいる理穂たちをよそに、周囲は着々と進路を定めていく。恋や進路やそれぞれの事情、目の前にある問いかけへの、自分だけの答えはどこにあるのだろう―大人気女子高生グラフィティ・シリーズ第二弾。

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年、岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』シリーズで第54回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

40
「ガールズ・ブルー」は最初読み進める時手こずったので、少し不安でしたが杞憂に終わりました。こんどはズンズン理穂と美咲が動き出した感がある。特に美咲はアクティブでは無いが、辛辣な言葉で本質的な救いを与えるという稀有な才能があるようだ。また、理穂のどうにでもなれという姿勢が清々しく感じる。後書きでは、この小説を書くのはかなり手強かったと記してあるのが、不思議なくらい今回はスッとこの物語に入っていけた。終盤にかけて、まさか美咲の死で物語が終わるのでは無いかと不安になったが、これも取り越し苦労に終わって余韻が良い2016/12/05

えみ

36
ありふれた高校生のありふれた日常。気を許した者同士が、無遠慮に捻りの利いた言葉のキャッチボールを楽しむ日々。テンポの良い会話は如何にこの時間が楽しいかを世の中に宣言するかのよう。何もかもが自由だ。青春だ。しかし、何にでもタイムリミットは付きものである。大人でも子供でもない時間に終わりが見え始める高校三年生の夏。理穂、美咲、如月、そしてスウちゃん。恋に進路に漠然とした不安を抱えて、それでも彼女たちは今を生きる!授業で学ぶことより、対人間から学ぶ方が多かったこの時期の瑞々しい感性が眩しい。元気をもらえる小説。2020/09/03

みずき

12
「とりあえず一歩、あたしは踏み出したのだ。その先に何がるか行ってみないとわからない」理穂、美咲、如月、スウちゃんが高校3年生になって戻ってきた。高校3年生といえば進路の選択が待っている。大人はみんな当たり前のように進路を決めるけど、高校生が自分の未来を決めるのは生半可な覚悟じゃできないよな。みんななみんならしく悩んで進路を決めようとする姿が等身大で良かった。そして、あちこちに飛んでいく会話も、きっとあさのさんのわざとなんだろうな。わけわかんなくなってしまうけど、それはそれでいいのかもしれない。2020/04/27

Pure

12
前作の方が良かったという人、本作の方が良かったという人、意見は真っ二つ!(笑) 私は、前作の方が生の高校生を描けていたように思います。今作は進路決定という大きな課題に向き合い、決められないもどかしさの中で、もがく姿がメインテーマ。話があちこちにとっちらかって散漫になってしまった気がします。だから、話に入り込めず共感が薄くなってしまった感じ。でも、18で一生の進路なんて決められないよなあ。そういうとこは理穂に激しく同意します!でも、踏み出さなきゃならないから、取り敢えず一歩だよね。2015/01/25

☆りはこ☆

7
やっぱいまいちすきになれない。2016/06/17

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