内容説明
鬼灯医院は、今、ぼくたちが住んでいる世界とは、ちょっとべつの所にたっていて、だれもが、そこへいけるってわけじゃないんだ。世界にたったひとりのオバケ科の専門医、鬼灯京十郎先生とぼくが、なぜ、あうことになったかというと…。
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年、東京に生まれる。和光大学人文学部卒業。『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で日本児童文学者協会新人賞と小学館文学賞、「小さな山神スズナ姫」シリーズで新美南吉文学賞、『空へつづく神話』(以上偕成社)で産経児童出版文化賞を受賞
小松良佳[コマツヨシカ]
1977年、埼玉県に生まれる。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
45
児童書。よみやすく面白い。病院の留守番中にのっぺらぼうのネズミ憑きを解決。鬼のえさはかんべん。2019/07/24
小夜風
29
【小学校】「内科・オバケ科 ホオズキ医院」というシリーズの1冊目。面白かった!見知らぬ路地に足を踏み入れて不思議な病院に導かれていくのが良い。オバケが落とした貝殻のボタンを持っていたからだと、ちゃんと理由があるのも良い。巻末の診察日記で「のっぺらぼう」を無害な妖怪としているのも可笑しかったです。子どもの頃、狢の話はとても怖かったので(笑)。続きも読みたいって思えるお話でした。2017/01/27
hautan
17
図書館本。これもシリーズものなんですよね。独特のムードが好きです。図書館に全部無いらしいけど?あるだけ読んでみよう2022/07/06
Misa
13
シリーズ1作目。富安陽子さんのファンタジーは、大人が読んでもおもしろい。異界への道も日常の中に潜んでいるのがいいな。この本を読んだ子どもたち 道でボタンを拾ったら、ドキドキしそう。鬼灯(ホオズキ)先生のぶっきらぼうな語り口調と、ラストの日記、鬼インフルエンザの予防接種も面白かった~。主人公の男の子は5年生ですが、小学中学年から無理なく読めます。2013/03/14
anne@灯れ松明の火
11
(再読)シリーズ最新作を見つけ、他の作品は全部読んだんだったかなあ?と思ったら、わからなくなってきたので^^;第1巻のコレをその場で読んだ。まあ、やはり再読だったと思う(笑) でも、読み返してから、最新作を読めたのは良かったかも? よく手づくり絵本教室で言われる「ファンタジーでの異世界の入り口と出口」がはっきりしていて、お話作りの面でも参考になった。2012/02/21