内容説明
夕日にあたためられたへやのなかでほどけてゆく、たったひとりの想い―村中李衣・あべ弘士のコンビが描く、少女の気持ち。
著者等紹介
村中李衣[ムラナカリエ]
1958年、山口県に生まれる。日本女子大学大学院で安藤美紀夫氏に師事する。卒業後、慶応義塾大学医学部助手として病院管理学を学び、小児病棟での絵本を中心とした読書療法に取り組む。梅光学院大学教授。第1短篇集『かむさはむにだ』で日本児童文学者協会新人賞、『小さいベッド』で、サンケイ児童出版文化賞、『おねいちゃん』で野間児童文芸賞を受賞
あべ弘士[アベヒロシ]
1948年、北海道旭川市に生まれる。1972年から25年間、旭川市旭山動物園に飼育係として勤務する。現在は、絵本を中心に創作活動を続けている。『ゴリラにっき』で小学館児童出版文化賞、「ハリネズミのプルプル」シリーズで赤い鳥さし絵賞、『あらしのよるに』で産経児童出版文化賞JR賞と講談社出版文化賞を受賞
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感想・レビュー
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イスタ
48
あべ弘士さんの絵なんだけど、今回は動物じゃなくて、抽象的な絵でした。内容も子どもの空想世界(勘違い)で、絵も不思議な感じ。やっぱり動物の絵が好きだなぁ。2020/09/22
tokotoko
42
タイトルがとっても気に入ったのと、久しぶりに「ニッポン!」って感じの絵もいいかな!って借りました。冬の日の午後。学校から一人で帰ったつやちゃんが、お家のアパートの階段をあがります。たたみの部屋は、夕日でふわ~っとオレンジ色。とっても素敵です。うっとりしたつやちゃんがちゃぶ台の下に見たものは・・・!?この先からは、つやちゃんの驚くべき・・・空想の世界に入っていきます。ビックリしたぁー!でもね、その空想は超ビッグなつやちゃんの優しさでできてます。ささやかな日常。父ちゃんを想う気持ちであふれてました。2014/09/16
おはなし会 芽ぶっく
13
ひとり父ちゃんの帰りを待つ、つやちゃんの不安な気持ちがうんだ空想でしょうか?いきなり「えっ?」と驚く単語、でもそれがイコール父ちゃんなんだ!子どもにとっては空想が本当なんでしょうね。兄ちゃんの帰りで(ひとりっこだと思ってた)現実に戻るつやちゃん。ラストの父ちゃんの顔は見えないけれどきっと笑顔!2022/06/08
Totsuka Yoshihide
2
抽象的。
こどもふみちゃん
2
主人が、これはいいほんだったよーと。また、後日読み聞かせてみるか。(^-^)2011/02/09