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シリーズ・未来へのつばさ
ぼくたちの生きる理由―ホスピス病棟405号室

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591083499
  • NDC分類 K916
  • Cコード C8095

出版社内容情報

「死」について考えることは、「いのち」について考えること・・・横浜甦生病院ホスピス病棟の小澤医師と患者の交流を追ったノンフィクション。

内容説明

横浜甦生病院ホスピス病棟。ここでは、もうこれ以上治療することがむずかしいと診断された、末期ガンなどの患者たちが生活している。「死」について考えることは、「いのち」について考えること。心をかよわせて、からだの痛みだけでなく心の痛みもとかしてゆく、小沢竹俊医師と患者の交流を見つめたノンフィクション。

目次

死の瞬間
ホスピス医師
患者たち
あたらしい患者
きいてください―ガンだとわかったときのこと
キュア(治療)とケア(配慮)
命がかぎられるということ
きいてください―人の不幸は蜜の味
おだやかな空間
語る患者、語らない患者
伝えたいこと
人はつながっていたい生き物なのです
昼間の月

著者等紹介

今西乃子[イマニシノリコ]
1965年、大阪府岸和田市生まれ。シンガポールのホテル勤務、航空会社広報などを経て、旅行記と、子どもの道徳・倫理問題に関連した執筆をきっかけに児童書のノンフィクションを手がけるようになる。国際理解や人権教育をテーマとした講演や、小学校の総合学習の授業、教育講演会で講師もつとめる。主な著書に「ドッグ・シェルター」(第36回日本児童文学者協会新人賞、金の星社)や、「国境をこえた子どもたち」(第48回産経児童出版文化賞推薦、あかね書房)などがある。日本児童文学者協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みぇい

6
何かをうちあけるとき、人は聴き手に気のきいたアドバイスを求めているわけではない。 ただ、自分の気持ちをうちあけ、語ることで気持ちを整理できるのだ。 自分の欠点やよわさを、自分自身がまっさきに受けいれてあげることが一番だいじなんですよね。そうすれば、人は人をほんとうに思いやり、愛することができるのだと思います。 よわさや欠点が多い人ほど人にやさしくなれるのです。よわさは強さに変わります。2017/12/04

ジュリ

1
死を受け入れることができ、死が間近に迫っていても、それでも生きようとする姿がすばらしい。病気が大切な気づかせてくれることもある。それを考えると、病気は決して悪いものではないのだと思う。生きることについて考えさせられた。また、このホスピスの医師は患者さんにより添っていて、話を聞いていて、このような姿勢が医師の本来あるべき姿だと思った。2022/11/02

りんご

0
こういう本はいまさら児童書で読まなくても良かったかな。2013/01/23

スズキです

0
 中学生の頃、読書感想文コンクールの際に課題図書として読ませていただきました。  ちょうど、その頃に病気で入院していた祖母が亡くなり中学生の私にとって、大事にしてくれた祖母にやさしくできなかった自分を悔やむとともに「死」について考える大きな機会になりました。

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