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出版社内容情報
東京タワーを望遠鏡で見ていた少年探偵団員は、そこにタコ入道のような宇宙人がまきついているのをみつけた。彼等の目的は?
内容説明
東京タワーのてっぺんに、グニャグニャとからみつくタコ入道。鉄の輪をかさねたような、顔のないへんてこロボット。奇妙な怪人「電人M」が、東京のあちこちに残していく謎のひとこと、「月世界を旅行しましょう」とは、いったいどんな意味なのか?そして、小林少年のもとには電人Mからの電話が。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃん
22
冒頭、タコのような火星人とも思しき物体が東京タワーに張り付いている。少年探偵シリーズもとうとう東京タワーが出来た時代に辿り着いたと思うと感慨も一入。本作では、電人Mというロボットのような怪人が化学者遠藤博士の大発明を入手するため、博士の息子治郎君をかどわかす。博士の大発明は、原爆・水爆をはるかに凌ぐもので、それを手に入れると世界を支配できるほどのものであるという。博士の発明の目的とその結末は、ディストピア小説を思わせるところがあり、少年探偵シリーズの中でも深く読める作品であると思った。昭和35年の作品。2020/11/03
みや
22
タイトルから危険な香りはしていたが、背表紙を見て確信した。タコが東京タワーに登ってる‼中表紙もがっつりタコだし、面白くないわけがない。世紀の発明をした科学者の脳内にだけある研究を二十面相が盗み出すというお話。世界を変えてしまうほどの発明は最後の最後で明かされる。平易な言葉だからこそ直球で心に響く。非常に考えさせられた。「宇宙怪人」に近い読後感。他にも人や物が量産される機械や月世界旅行テーマパークやなど、いつか実現可能になりそうな夢がたくさん詰まっていた。それを嬉しそうに披露する二十面相が微笑ましい。2016/07/27
depo
2
図書館リサイクル本。小学校時代読んだ。たしか、BDバッチを持っていたと思う。懐かしくなって貰ってきた。 2021/05/23
りつか
2
ずっとタイトルが気になってて、他のを一冊も読んだことがないのに借りてみた。これ、小学校のときに読んでたかった…。【tkb】2011/07/07
チタカアオイ
0
【図書館】2017/06/24