内容説明
薩摩の下級武士の子としてうまれながら、すぐれた頭脳と、やさしさ、そしてひとをひきつける人間性で、日本の歴史をうごかした西郷隆盛。その西郷を兄と思い、ともにかつやくした大久保利通。新しい日本をきずくため命をかけた隆盛と利通のものがたり。
目次
黒船がきた江戸へ
開国でおおさわぎの江戸
お庭方としてかつやくする
吉之助、天下に名をしられる
のろいの丑の刻まいり
大じしんと斉彬の決心
薩摩にもどった吉之助
京都でかつやくする吉之助
斉彬の死と、おわれる吉之助
大島にながされた吉之助
吉之助、島からもどる
また島流しになった吉之助
薩摩と長州のあらそい
長州征討
吉之助、勝海舟とあう
薩摩と長州が手をむすぶ
ついに幕府たおれる
鳥羽・伏見のたたかい
あたらしい国をつくる
版籍奉還と鹿児島の西郷
大久保、西郷を東京につれだす
この西郷がおります
大久保たち、外国へ
わからずやの政府にいることはできない
ふまんが国じゅうにひろがる
西郷、ついにたちあがる
大久保のさいご