内容説明
国際関係における「場」と行為主体の多様化はいまや世界的規模で生起し、現象は複雑に多層化している。国際社会における民主化と平和の実現を希求して、国際関係論にはその本来的なスタンスを再確認し、現代史の新局面を解きほぐすことが求められている。
目次
1 生活環境の世界化(食糧危機論からみた地球的問題群―「成長の限界」に直面する世界;経済のグローバル化―市場・国家・企業 ほか)
2 国際関係の主体の多様化(主権国家と国際社会―動揺する国家空間;国民国家と「民族の共生」―多文化社会の構築のために ほか)