叢書・ウニベルシタス<br> イタリア人の太古の知恵

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叢書・ウニベルシタス
イタリア人の太古の知恵

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784588002472
  • NDC分類 137

出版社内容情報

知識と製作行為との相互置換性にかんする命題を詳説しつつ「構想力」の重要性を強調し,主著『新しい学』の知識論的土台を築いたヴィーコ初の体系的.哲学的著作。

内容説明

17世紀「科学革命」の批判的総括をふまえ、台頭しつつある実験的自然学の形而上学的基礎づけをめざして主著『新しい学』の知識論的土台を築いたヴィーコ初の体系的・哲学的著作。知識と製作行為との相互置換性に関する命題を詳説しつつ「構想力」の重要性を説く。

目次

第1章 真なるものと作られたものについて
第2章 類あるいはイデアについて
第3章 原因について
第4章 本質あるいは作用力について
第5章 精神と霊魂について
第6章 知性について
第7章 能力について
第8章 最高の製作者について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホワホワ

11
キリスト教の影響を色濃く受けているのが不憫に思った。昔の人たちの思想の根底には宗教があって、それが今日信じられている真実を曇らせ、見えなくさせていたのだ。そういう意味ではヴィーコの語る言葉をそのまま自分のなかで消化するのは難しい。でも、当時の人たちが世界のことをどう考えていたのか、という資料性については興味深い。昔のイタリアでは精神は心臓に宿ると考えられていたが、脳が神経の集積所だと気づいてからは、デカルト派は松果体に精神を置くようになったらしい。2016/02/05

おき太

1
学校の課題のために読んだもの。ラテン語において同義として使われている単語の観察から、ラテン人の、ひいてはエトルリア人やイオニア人の世界認識を読み解こうとする着眼点がおもしろかった。もっとも、訳注によればやや強引な部分もあるようだが、後世に同じくこのような着眼点で書かれたものがあれば読んでみたいと思った。2013/09/26

yyyyp

0
幾何学上のことは証明できる。人間が作っているから。でも自然は証明できない。神が作っているから。 2016/06/12

キャピテレオ

0
科学が発達した現代に生きている幸福を思った。この本で語られていることの大半はもう考える必要がありませんからね。2016/04/03

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