内容説明
「箸墓古墳=卑弥呼の墓説」にだまされるな!大きな建物跡が出土すると、なぜ、たちまちそれが卑弥呼の宮殿になるのか?炭素14年代測定法を利用した研究・報道の虚偽を暴き、科学的根拠に基づいた事実から、あるべき方向性を指し示す。
目次
はじめに 考古学は、旧石器捏造事件から、なにも学ばなかったのか?
第1章 卑弥呼の宮殿を、勝手に作るな―纒向遺跡の大型建物あとについて
第2章 桜井茶臼山古墳の築造年代と出土鏡―桜井茶臼山古墳の築造は、四世紀である(桜井茶臼山古墳出土鏡の怪;崇神天皇陵古墳の築造年代;桜井茶臼山古墳の築造年代;鏡は語る)
第3章 卑弥呼の墓を、勝手に作るな―国立歴史民俗博物館発の虚情報(炭素14年代測定法の結果は、「箸墓=卑弥呼の墓説」を否定している!;「箸墓=卑弥呼の墓説」をめぐるマスコミ報道とインターネットによる批判)
著者等紹介
安本美典[ヤスモトビテン]
1934年、中国東北(旧満洲)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。産業能率大学教授を経て、現在、古代史研究に専念。『季刊 邪馬台国』編集責任者。情報考古学会会員。専攻は、日本古代史、言語学、心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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