ワニ文庫<br> 知らずに他人を傷つける人たち―モラル・ハラスメントという「大人のいじめ」

電子版価格
¥753
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ワニ文庫
知らずに他人を傷つける人たち―モラル・ハラスメントという「大人のいじめ」

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784584393536
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0136

内容説明

職場や家庭でのいじめや嫌がらせを表すことばとして新たに登場した「モラル・ハラスメント」。加害者は、言葉や態度によって巧妙に相手を傷つけることによって、相手を支配し、隷属させようとする。被害者は気づかないうちに相手の術中に陥り、「悪いのは自分のほう」という意識にまでなるという。モラハラは病気なのか。モラハラをなくすにはどうしたらいいか。また、モラハラをしないようにするには何に気をつけるべきか。

目次

第1章 モラハラの時代―新たなハラスメントがやって来た!
第2章 職場モラハラ―モラハラ上司は困った上司
第3章 怠業型モラハラを招く「三〇代うつ」―部下だってモラハラ
第4章 家庭内モラハラ―モラハラ夫は怖ーわいぞ!
第5章 モラハラと自己愛―加害者は「病気」なのか?
第6章 いろいろなモラハラ―まだまだあるぞ、こんなモラハラ
第7章 モラハラにあったら―被害者の対策
第8章 モラハラを起こさないために―加害者にならないための予防策

著者等紹介

香山リカ[カヤマリカ]
1960年、北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。立教大学現代心理学部教授。豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題のほか、政治・社会評論、サブカルチャー批評など幅広いジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

C-biscuit

8
最近色々なハラスメントがあり、会社でも、パワハラ、セクハラ研修が定期的に開催されている。そんな中、今度はモラハラである。昔からこのようなことはあったのだろうが、専門の用語ができると、急に市民権を得るような状況になる。と、このように理解が足りない人が多いのが、この手のハラスメントである。コミニュケーションをしっかり取るだけでだいぶ違うとの情報もあった。色々なタイプの勘違いも載っていた。大きな勘違いをするわけでもないが、見つめ直しておくほうが良いかもしてないと感じる。そういう時代の子供たちのほうが心配になる。2015/05/15

takakomama

0
「人がふたり集まればモラハラは起こる」なら、私が加害者にならないようにしなければと思うと、神経質になり、口ごもってしまいそう。モラハラについて熟知している精神科医の著者でさえも、職場での対応に苦慮しています。「丁寧なコミュニケーションさえしっかり身につけていれば、自分がモラハラの加害者になることはまずない」そうなので、黙るよりも丁寧なコミュニケーションを心がけたいです。2016/04/29

Naoki

0
最近、芸能人の離婚訴訟で有名になったモラハラという言葉、人格を否定する言葉なんて使っていないと思っていても、相手を傷つけていることはあるだろう。そんな考えから手に取った一冊。 自己愛が引き起こすモラハラ。ますます個人の意思を求める教育が進む今、発信力を鍛えると同時にそれに伴うモラルの問題についても知らなければならないと思った。コミュニケーションは聞くが7割とはいい言葉。2015/03/22

さとうれお

0
最近流行?2015/03/12

まりにゃ

0
モラハラとは、つまり心理的暴力のことだろう。相手を心理的に支配したいがゆえの圧力や嫌がらせであり、陰湿で他からは見えにくいことが多く、傷付けられる被害者は、周囲から理解を得にくく、耐えがたい苦痛であろう。この概念が普及することによって、社会的認知と周囲の理解が進むことを願う。体も、心も、社会的名誉も、人間的尊厳も、暴力によって傷付けられたり侵害されたりすることがないように。2014/12/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8192557
  • ご注意事項