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ワニ文庫
会津藩はなぜ「朝敵」か―幕末維新史最大の謎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784584393239
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0121

内容説明

現在の歴史教科書で、いまだに「朝敵」の烙印を押されているのが、あの白虎隊で有名な会津若松である。宮廷を警備していた「天皇の軍隊」会津藩が突如、朝敵にされ、そのからくりの上に明治国家が誕生した。そのからくりの真相は、今日なお闇のなかに封じ込まれ、曖昧模糊としか分からない。本書は、この幕末維新史最大の謎に迫り、日本近代史の矛盾をただすことを骨子としている。

目次

第1章 もっと知りたい戊辰戦争
第2章 京都守護職と松平容保
第3章 孝明天皇の謎の崩御
第4章 慶喜追放の舞台裏
第5章 仕組まれた鳥羽・伏見の戦い
第6章 奇妙なすり替えの日本近代史
第7章 奥羽越列藩同盟の心

著者等紹介

星亮一[ホシリョウイチ]
1935年、仙台市に生まれる。東北大学国史学科卒、日本大学大学院修了。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

22
明治史観に相反する奥州史観というものでしょうか。やや善悪の度合いが一方的のように感じる部分もありますが、一般に流布されている考えに対抗するためには致し方ないとも感じました。2022/12/05

大竹 粋

7
著者である星氏の素朴な感情に、歌舞伎や時代劇の御涙頂戴的な日本人としての共感はめちゃくちゃあるが、八重の桜を見る度に、毎回号泣する郡山育ちの妻の姿には、理屈以上の強くて闇の深い情念の存在を垣間見る。2022/09/21

氷柱

6
634作目。10月28日から。会津藩を通して明治維新の様相が次々と描かれて行く。慶喜の甘さと長州の狡猾さが明治という時代を切り開いていく。そのとばっちりを受けたのが会津藩であるという構図になるが、視点を変えるとその関係図もガラリと変わるのであろう。作中でもその謎や闇について軽く触れられているので、まだまだ明かされない開国の秘密があるはずだ。時代が現代に近いので公表すると各所で様々な軋轢を生んでしまうのだろうか。まだまだ勉強不足であった。きちんと勉強してから読み直せばきっとまた別の景色が見えて来そうだ。2020/10/29

もこもこひつじ

4
どう考えても天皇に叛意を持っていたと思えない。どさくさに紛れて朝敵にされたのがよくわかる。長(州)敵なら正しいと思うんだけど。未だに歴史の教科書で朝敵にされているのは気の毒だと思う。2013/05/08

藤子@おフランス滞在中

2
容保公の悲劇よな。

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