内容説明
奥州にて若き命を散らした源義経。源平合戦の英雄はなぜ死ななければならなかったのか?その背後には兄・頼朝と義経を巡る人々の暗闘があった。そして、義経を支えた謎の集団に頼朝も手を差し伸べられていたのである。源氏の御曹司を裏側で担いだ者たち。彼らは武家政権の棟梁たる源氏を陰で支配していた。義経の正体は彼を取り巻く人々が明かしてくれる。
目次
序章 義経の背後に漂う人々
第1章 源氏の発生と野望
第2章 源氏につながる漂泊の人々
第3章 遊女を母にもつ義経と清盛
第4章 新たなる希望の星「義経」
第5章 源氏の隠れ里「鎌倉」
第6章 義経の死と時代の終焉
終章 判官びいきが生んだ不死伝説
著者等紹介
佐治芳彦[サジヨシヒコ]
福島県会津若松市に生まれる。1951年、東北学院大学英文学科卒業。1954年、東北大学文学部史学科卒業。編集者を経て、小学館、講談社の百科事典プロジェクトチームに参加。現在、古代史や昭和史を中心に歴史評論家・作家として活躍中
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