内容説明
天保十三年、風俗取締りの嵐が吹き荒れる中、無宿人の集団が商家を襲う事件が立て続けに起きた。一方、猿若町の芝居小屋に取り潰しの危機が迫る中、芝居関係者たちの前に市郎兵衛という謎の男が現れる。一千両を出せば南町奉行鳥居耀蔵に働きかけ、取り潰しをやめさせてやるというのだ。般若同心・柚木源九郎は義賊の変化小僧とともに探索を続け、ついに意外な黒幕の正体をつきとめる…!大好評シリーズ第五弾。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『絆』で日本推理作家協会賞を、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説、時代小説などで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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