内容説明
元北町奉行所年番与力の三男、半十郎。彼には出生の秘密が…。家族の中でも半端者扱いされ、素行が荒れて喧嘩に明け暮れる日々。八丁堀界隈では、ごろまき半十郎と渾名され、誰知らぬ者もない。ある夜、出戻り女の家に夜這いをかけるが泥棒騒ぎに巻き込まれ、犯人の嫌疑をかけられる。そこで半十郎の血が騒ぐ。奉行所には内緒で真犯人探索に奔走。やがて浮かび上がった下手人は意外にも…!痛快書下ろし時代小説。
著者等紹介
浅黄斑[アサギマダラ]
1946年、神戸市生れ。1992年、第14回小説推理新人賞を受賞して文壇にデビュー。1995年に日本文芸家クラブ大賞を受賞。著作は多数。情緒豊かな文章や緻密な構成で人気を博し、篝警部補シリーズなど、数多くがテレビドラマ化されている。近年は「無茶の勘兵衛シリーズ」など、丹念な時代考証や人物描写で時代小説の分野にも進出して、新たな読者層を獲得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミュポトワ@猫mode
2
読み切ったのは2度目です。するすると読める時代小説です。書下ろしなので続編があるかはわかりませんが、なかなか面白いお話でした。2018/04/27
ao
2
たまたま手にとった本ですが。面白かった。香代さん、カッコイイ!2014/06/14
ひさか
1
無茶の勘兵衛日月録で浅黄さんのファンになってしまい、これを見つけて読みました。 うんちく一杯で、ありそうな筋運びに引き込まれる面白さは、無茶勘に通じる処があります。 とにかく無事に事件を解決した半十郎の次の活躍がとても気になるお話でした。2012/04/01
きゅんちゃんのいもうと
0
半十郎なら大丈夫なんだと、変な安心感があり、謎解きもハラハラしなくて 面白かった。2017/12/01