平凡社新書<br> 日本は中国でどう教えられているのか

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平凡社新書
日本は中国でどう教えられているのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 225p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582853988
  • NDC分類 375.9
  • Cコード C0237

内容説明

歴史認識問題で、しばしば摩擦が生じる日本と中国。日清戦争、満州事変、「南京大虐殺」、太平洋戦争…、中国の学校で、日本はどう教えられているのか?現役の社会科教師が北京の中学・高校を訪ね、近現代史の授業の詳細と生徒の声をレポートする。中国の若い世代は「反日」なのか、「親日」なのか?彼ら彼女らの本音が、ここにある。

目次

第1章 中国の学校の特徴(はじめての授業風景;厳しい学歴社会 ほか)
第2章 愛国主義教育と歴史教育(学校現場における愛国主義教育―「愛国」は徳育の根本;「中国人民抗日戦争記念館」 ほか)
第3章 歴史の授業はどのようなものか(アヘン戦争以前―中国における「古代」;アヘン戦争(一八四〇~四二年)―近現代史の始まり ほか)
第4章 中国の中高生と歴史問題(「日本についてどう思いますか?」;「日中間の歴史問題について関心がありますか?」)

著者等紹介

西村克仁[ニシムラカツヒト]
1969年兵庫県黒田庄(現西脇市)生まれ。関西大学大学院修了。専攻は東洋史。94年より同志社香里中学・高等学校社会科教諭。授業を担当する傍ら、中高生に対する近現代の歴史認識についての授業方法を研究。イラク戦争、憲法などのテーマについて、生徒に自ら考えさせる教案も展開。中国語を独学で勉強し、2006年4月より1年間、同校の教員研修制度により北京の中国政法大学に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BluePlanet

2
★★★☆☆ 2007年11月9日発行。最近またしても中国と日本の間では歴史認識の問題で摩擦が生じているが、この本を読むとその原因がわかったような気がした。日本では歴史は表面的な事実を中心に教えられているが、中国では、アヘン戦争以後の近現代史において、日清戦争、満州事変、大東亜戦争における日本の南京大逆殺を始めとする侵略行為・蛮行が徹底的に、洗脳的に教えられているようだ。日本人も中立的な目線で日本の近現代史を見直しする必要があるのかもしれないが、中国の洗脳教育はなんとかならないものだろうかと思った。2014/01/31

perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

1
2007年刊。日本の高校教師(歴史学)が、中国に留学し、半年間高校の歴史の授業に参加したもの。彼は主義や思想において中立で右翼・左翼と言った問題にも日本人らしく無関心とのこと。「中共による半日教育」と言われているが、その実態を知ろうと思い読んだ。中国での近現代史教育の重要な点としては、アヘン戦争以降が近代であるということ。これは陳瞬臣が『阿片戦争』『実録阿片戦争』で詳細に語っていた姿勢と同様で、日本人が想像する以上に中国人にとっては重大な歴史的事件だった。→続く2021/02/25

かなで

1
レポート書く用に借りた本。日中関係の歴史は未だに正しいものがわからない。もし日本が、過ちを認めず、隠しているのならそれは間違っていると思う。しかし、中国の愛国心教育も怖いなと感じた。 /6冊目2020/02/07

ソフトバンク

0
読了瞬間レビュー:日本はまず近代史を知るところから始めるといいと思う。中国の政治に歴史を持ち込むやり方はヤレヤレだか、近代史を知らない日本は同じ土俵に立ってない。 http://ameblo.jp/softank/entry-12027692013.html2015/05/15

ののまる

0
中国の「歴史認識」は、ただ一つ。2013/09/04

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