平凡社選書<br> 壬申紀を読む―歴史と文化と言語

平凡社選書
壬申紀を読む―歴史と文化と言語

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582841480
  • NDC分類 210.34
  • Cコード C0021

内容説明

古代最大の内乱“壬申の乱”は、人間の心性や生活、文化の深みにおいて、いかなる変化をもたらしたか。近世の国学者、近代・現代の歴史学者による膨大な研究の蓄積を踏まえつつ、唯一残された乱の記録=壬申紀をたんねんにたどり、行間に織りこまれている人々の経験、その歴史的意味を読み解く。

目次

 大海人皇子
古代宮廷の人間模様
吉野への亡命
空位期のこと後宮のこと
大海人たちあがる
乱の勃発
東国を志す
意図と歴史と
黒雲を占う
鈴鹿から三重へ
天照大神を望拝
近江朝側の動揺
大伴氏の賭
大海人のカリスマ性
古京飛鳥を攻略
戦闘配置
将軍吹負の敗北
混戦
近江での決戦
大和での戦い
神々の託宣
乱の結末
勝利