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円朝ざんまい―よみがえる江戸明治のことば

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582833409
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0025

内容説明

文七元結、真景累ヶ淵、塩原多助一代記…近代不世出の噺家、落語の神様がつむぎ出したことばの至芸、失われた人情の機微に浸りきる。「何でも歩かなければ、実地は踏めませぬ。」創作の舞台となった東京下町、上州、甲斐、北海道へ…円朝の跡を辿る。

目次

闇夜の梅―円朝、来し方の秘話
士族の商法・華族の医者・世辞屋―“開化”を斬新に描く
指物師名人長二―江戸屈指の男ぶり
怪談牡丹灯篭―足のある幽霊
心眼・明治の地獄―夢からさめた話
熱海土産温泉利書―健脚娘、恋の仇討ち
文七元結―江戸っ子の見栄もほころぶ親子の情
七福神―不況もどこ吹く、見事なのんき
怪談乳房榎―不良息子の面影
業平文治漂流奇談―きわめつき、すっきりしたいい男
真景累ヶ淵―こりゃ因果の巡りすぎ
鰍沢―女はこわい
霧陰伊香保湯煙―昔なつかし温泉道
塩原多助一代記・上野下野道の記―「誠実・勤倹・正直」の人を追いかけて
蝦夷錦古郷之家土産・椿説蝦夷なまり―落ちのびた上野彰義隊士

著者等紹介

森まゆみ[モリマユミ]
1954年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。作家、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」編集人。『鴎外の坂』(芸術選奨文部大臣新人賞)、『「即興詩人」のイタリア』(JTB紀行文学大象)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アルラ(ただ今介護中)

1
落語や歌舞伎を楽しむようになると、必ず三遊亭円朝という名前に行き着く。人情話やゾッとするような怪談話・・・あまりのうまさに思わず引き込まれてしまう。こんな話を書いた円朝という人に興味がわいた。著者の森氏は、地方雑誌「谷中・根津・千駄木」(円朝も馴染み深い町)の編集をしている方だが、落語に精通している。円朝の生い立ちからその人となりを紹介し、作品を書くにあたり、必ず現地に赴いていた彼の足跡を相棒”ぽん太”(落語好きの親友)と共にそっくりそのまま辿っている。(続く)(2009/9読了)2011/03/05

Kuliyama

0
先日、全生庵で円朝まつりにお伺いして、積んでいたこの本を手にしました。当時の客があの複雑な話をよく聞くだけで理解できたな、と驚きました。2019/09/10

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