桂東雑記〈2〉

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桂東雑記〈2〉

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  • サイズ B40判/ページ数 350p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582832198
  • NDC分類 821.2
  • Cコード C0023

内容説明

漢字からいかに学び、漢字を通じていかに教えるか。京都・桂で研究生活を続ける94歳の著者が、身近な漢字から「ことば」と「文字」の歴史を繙き、理想の漢字教育と漢字の将来について語る。白川文字学の理念を知り、字書三部作・『常用字解』をよりよく理解するために必読の一冊。

目次

「言」―あ・うんの語り
学問への道
『学林』二十年に寄せる
東洋の回復を思う
新しい時へ
中国文化の源流
古代の文字と歴史
文字の遺伝子を読み解く
鳥居と千木
文字に遊ぶ〔ほか〕

著者等紹介

白川静[シラカワシズカ]
1910年、福井県福井市に洋服商の次男として生まれる。小学校卒業後、大阪の法律事務所に住み込みで働きながら夜学へ通う。35年、立命館中学教諭となる。43年、立命館大学法文学部漢文学科卒業、同大学予科の教授となり、54年、同大学文学部教授。55年、『甲骨金文学論叢』初集を謄写版印刷で発表、以後十集に及ぶ。60年、『稿本詩経研究』(三冊)を同じく騰写版で発表。これより先、阪神間の中国古典愛好者らでつくる「樸社」で講義を始め、講義録は後に『金文通釈』(五十六輯)、『説文新義』(全十五巻、別巻一)として結実。70年、初の一般書『漢字』を刊行。以後、『詩経』『金文の世界』『孔子伝』などを次々と書き下ろす。81年、立命館大学名誉教授。84年『字統』を刊行、毎日出版文化賞特別賞受賞。87年『字訓』、96年『字通』を刊行。91年菊池寛賞、96年度朝日賞受賞。98年文化功労者として顕彰され、99年勲二等を受く
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感想・レビュー

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りー

12
90歳を越えての講演、対談集。「学校(立命館大学)を七十三歳でやめさせてもらって、それから『字統』を書き始めたのです。」で、この後、『字訓』『字通』と、3冊の辞書を編む。73歳~( ゚ロ゚)!!。文字学の権威ですが、元々は「詩経」と「万葉集」に共通する文化を探る目的から入られたそうです。私は、この巻では、鳥居の考察が一番面白かった。鳥は祖先霊を乗せて渡りをする、という古代文化の共通点をお話されていました。巻末に、石牟呂道子さん、宮城谷昌光さん、吉永幸司さんとの対談が載っています。2020/03/18

roughfractus02

8
21世紀初頭のビッグデータ社会に晩年を過ごした著者は、古典漢文を削減してIT化を進める教育の「荒廃」を嘆く。著者なら「情報」なる漢字が独仏の軍事用語の翻訳で「敵情を報告する」意味を当て字した略字であり、英語のinformationに対応したのは第二次大戦後だったのは知っていたろう。「情報」化社会に軍事支配の力を感じるかのように著者は自分の名前、地名、近所の人の姓にある漢字に注目することが理想の漢字教育であると語る。IT化された読者にも、著者が中国古代に見た「生きた歴史」が日常の無意識として残存するからだ。2020/12/28

hachiro86

1
表紙の象形は犬。古代中国では神への犠牲に用いられていた、そうな。2009/07/23

まりこ

0
宮城谷さんとの対談が載っている。2009/10/22

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