戦後戦記―中内ダイエーと高度経済成長の時代

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  • サイズ A5判/ページ数 349p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582824469
  • NDC分類 673.8
  • Cコード C0030

出版社内容情報

一大流通王国を築いた「カリスマ」の真実とは?
2005年9月、無念の内に世を去ったダイエーの創業者中内功の半生とスーパーマーケットの盛衰を通して、高度経済成長の時代とは何だったのかを、ルポ+評論+対談から解き明かす。

「中内ダイエーの足跡には、戦後日本人の欲望の歴史が鮮明にあぶりだされている。と同時に、国家の影が随所に刻まれている。」(本書より)

内容説明

カリスマの残照を追って、戦後日本の光と影に迫る!「主婦の店」から一大流通王国を築いた男の夢とまぼろし。その「戦記」からこの国の豊かさと貧しさが見えてくる。

目次

第1部 ドキュメント カリスマの残照を追って(栄光と挫折;巨星と虚星)
第2部(評論・エッセイ その人、その時代;グラフ 折込チラシ+写真)
第3部 対論 戦後日本人の豊かさと貧しさ(堤清二;佐野眞一)(「悪」の魅力が生きていた時代;カリスマだけにはならない;父の背中 ほか)

著者等紹介

佐野眞一[サノシンイチ]
1947年東京都生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学文学部卒業後、出版社のライターや業界紙記者、出版社勤務を経て、ノンフィクション作家として独立。97年『旅する巨人』(文藝春秋)で第28回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。週・月刊誌等で常に話題を投げかけ、「文藝春秋」2006年4月号では「ルポ下層社会―改革に捨てられた家族を見よ」を発表、階層分化の深層を突いて衝撃を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Nishizumi

1
中内功の生涯を書いたカリスマの続編っぽい構成。中内功の偉大さ異常さ晩節の無念さが伝わってくる。巨星という意味で渋沢栄一との対比も書かれているが、そこは少々的外れな気がした。革命家との表現がふさわしく、人間を考える意味で中内功は良いテーマだと思う。2012/12/15

Masahiro Mita

0
著者の『カリスマ』が面白かったので、続編といえる本作も読んだ。やはり面白い。中内功が巨大な存在故に、著者の筆も乗っている感じであった。2013/08/26

tecchan

0
 ダイエー創業者中内㓛の評伝「カリスマ」の続編。我が国に流通革命を起こした一代の偉人を通して、我が国の戦後史を描く。 著者と故堤清二氏の対論は読み応えがある。2021/06/14

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