平凡社ライブラリー
瀬戸内寂聴紀行文集〈4〉巡礼みち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582766189
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0395

内容説明

人間が他の動物と違うことは、愛することと祈ること。愛して悲しみが湧き、苦しみがおそいかかる。その時、人は祈るしかないのではないか。昨日まで無縁だった人々が同じ屋根の下に眠り、一つの釜の御飯をいただき、有縁の衆となって同じ目的のために行をともにする。普通にいう、旅は道づれという言葉よりは、深い同朋意識に結ばれてくるのは当然だろう。(全五巻)。

目次

紀州路
河内から大和へ
大和路
宇治
洛中巡礼
難所から湖畔へ
湖畔の巡礼みち
蒲生野から西国街道へ
播磨路
丹波から若狭へ
満願堂
国東巡礼ほか

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島市生まれ。東京女子大学卒業。1957年、「女子大生・曲愛玲」で第3回新潮社同人雑誌賞受賞。61年、『田村俊子』(文藝春秋)で第1回田村俊子賞受賞。73年、中尊寺にて得度。師僧は今春聴(東光)。87年、岩手県浄法寺町の八葉山天台寺の第73世住職として晋山(2005年まで)。96年、現代語訳『源氏物語』(講談社、全10巻)を刊行。97年、文化功労者。2006年、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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