中世思想原典集成 〈18〉 後期スコラ学

中世思想原典集成 〈18〉 後期スコラ学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 923p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582734287
  • NDC分類 132
  • Cコード C3310

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

7
10世紀に発し、聖書を黙して解釈する初期から、説教や討論によって「総体」(universitas)を目指す盛期へと展開したスコラ学だが、真理を巡る神学的な信仰と哲学的な知の相克の中、実在論と唯名論を巡る議論も絶えることはなく、総合によって拡大するシステムは13世紀末に発せされる3つの禁令によって統合に向かう。オクスフォードとパリを舞台としたスコラのその厳格化は、人間的な知(哲学)の「傲慢」の鎮静化を目論み、システムの権威化を助長する一方、神秘主義や経験主義の参入も許容していく(ルルス以後の14編を収録)。2019/06/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1911697
  • ご注意事項