内容説明
4世紀東方の神学者たちの思想を、神論、三位一体論、哲学的人間論と創造論、および聖書解釈、修道生活規則など、多様な著作によって浮彫りにする。知られること少ない東方キリスト教の信仰理解に決定的な方向づけを与えた彼らの営為は、思弁と実践、論理と修辞とが結び合ったみごとな花束である。全14篇収録。
目次
書簡集
すべての司教への手紙
教区の信徒への手紙
言の受肉
洗礼志願者のための秘義教話
修道士大規定
ヘクサエメロン(創造の6日間)
神学講話
クレドニオスへの第一の手紙
雅歌講話
人間創造論
教理大講話
神の把握しがたさについて