出版社内容情報
漢字には古代人の生活や思惟が反映され、豊かな体系がある――白川文字学の基本を天象・言語など14系列103字で学ぶ対訳入門書。
白川 静[シラカワ シズカ]
アラン・スウェイツ[アラン スウェイツ]
内容説明
今も使われる漢字一つ一つに秘められた古代人の信仰や風俗―豊かで奥深い漢字の世界を歌舞・刑罰・医術など14系列100字でめぐる対訳入門書。
目次
天象(てんしょう)
江河(こうが)
鬼神(きしん)
神梯(しんてい)
言語(げんご)
歌舞(かぶ)
婦女(ふじょ)
生子(せいし)
農耕(のうこう)
鳥占(とりうら)
氏族(しぞく)
軍事(ぐんじ)
刑罰(けいばつ)
医術(いじゅつ)
著者等紹介
白川静[シラカワシズカ] [Thwaits,Alan]
1910年、福井県生まれ。小学校卒業後、大阪の法律事務所に住み込みで働きながら夜学へ通う。1943年立命館大学卒業、54年同大学文学部教授、81年同大学名誉教授。甲骨文・金文の綿密な読解により、許慎(中国後漢中葉の経学者・漢字学者)による文字学の聖典“説文解字”(100年)の文字解釈を大きくぬりかえ、「白川文字学」の基層たる“説文新義”(1969~74年)を著す。また、古代中国の社会と文化を解明する鍵である西周の青銅器の銘文を考釈、それは国内外に類を見ない金文研究の金字塔“金文通釈”(1962~84年)として結実した
スウェイツ,アラン[スウェイツ,アラン]
1950年、ニューヨーク州生まれ。米国クレアモント大学院大学にて哲学博士号取得。編集者・翻訳家。国際基督教大学にて日本語・日本史、ハーバード大学にて中国語・古代中国史を学ぶ。日本で編集・翻訳に従事(1977~81)した後、MIT Press(マサチューセッツ工科大学出版局)編集部勤務(1988~2003)。その後、百科事典をはじめとする辞典類の編集・校閲、ならびに和文・中文の学術論文の英文翻訳に従事。ボストン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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