内容説明
一休の号を得て後、京・堺の酒肆婬坊を放浪無頼のかたわら、白由禅、街頭禅を説く。七十歳を越えて盲目の森女と赤裸々な交情を重ね、大徳寺の住職を得、反骨風狂の生涯を閉ず。享年八十八歳。
目次
１ 明鴉
２ 琵琶湖春秋
３ 死と生
４ 地獄を生きる
５ 破戒僧一休
６ 風狂の人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ｋｅｉ
11
友人がオススメで貸してくださいました。宗教問答になるので、漫画でわかりやすかったです。ただ、原案の水上勉さんは、和尚の生涯を絵物語にすることを、よしともし、おそれともし。激動の時代に仏の道を、禅の道を。今に照らし合わせ感慨深かったです。2015/03/13
Taka
1
有名な一休さんのお話。アニメとは違い、腐敗した安国寺からは早々に立ち去り、本当の仏教を追求するために、師を探し続ける。 おもしろかった。とんち小僧とも酒と女を愛するでもない、この一休像が本当の姿に近いのか。2015/12/27
