イメージ・リーディング叢書<br> 京都・1547年―描かれた中世都市

  • ポイントキャンペーン

イメージ・リーディング叢書
京都・1547年―描かれた中世都市

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 250p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784582284614
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0321

内容説明

上杉本洛中洛外図の景観年代はいつか。通説に挑み、茶売りの風俗、犬狩り、板商売など天文期京都の生活文化を浮彫りにする。

目次

第1部 上杉本洛中洛外図の謎
第2部 上杉屏風の景観年代(武家屋敷の景観;寺社建築の景観;鉄砲とキリシタン)
第3部 天文期の生活文化(一服一銭の茶;犬狩りの構図;板商売の成立―室町時代の産業革命;関所と釘貫―京の七口の周辺;竹売り;祇園会の音曲;1547年の京都)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うしうし

0
再読。上杉本洛中洛外図が描く景観年代は、突き詰めると勝軍山城が自焼崩壊する天文16年(1547)7月19日から、神護寺が兵火で焼亡する閏7月5日までのわずか16日間に限定されるという。条件を緩和しても、譲れない絶対の上限は本圀寺再建の終了(同年5月)で、神護寺の焼失までの3ケ月間(p238)。永禄以降の歴史事象である鉄砲やキリシタンは一切描かれていないことも指摘。この時、狩野永徳はわずか4歳で屏風の作者ではなく、狩野元信周辺の画家(p31)を想定する。2012/01/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1287993
  • ご注意事項