内容説明
花見、祭り、旅、生業…。落語噺から日本の風習や江戸っ子の暮らしが見えてくる。だから落語がもっと楽しくなる。
目次
第1章 歳時記(春;夏;秋;冬)
第2章 江戸っ子の生活(遊び;生業;旅;冠婚葬祭;暮らし)
著者等紹介
畠山健二[ハタケヤマケンジ]
笑芸作家・コラムニスト。1957年東京生れ。作・演出をした漫才が「第34回NHK漫才コンクール最優秀賞」「国立演芸場金賞」などを受賞。演芸の台本執筆から週刊誌のコラム連載、ものかき塾での講師まで精力的に活動する。平成20年4月、浅草公会堂で三十五年ぶりに復活した「デン助劇場」では脚本・演出を担当した。日本文芸家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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姉勤
9
落語の演目を、四季や暮らしの行事や娯楽に合わせて40本に、それぞれの噺に因んだ蘊蓄と含蓄。少し世代の高い人向け。ページの余白の版画風のイラストが逸品。噺のダイジェストと、得意の演者、おすすめ音源も載ってるが、故人が多い。志ん朝師と小三治師押し。2013/12/15
アメミヤミク
3
落語のオーソドックスなネタのあらすじ集。 通学中に読んでいて何度バスの中でニヤけたことでしょう。 四季折々だとか、人物描写だとか、落語は鮮やかだなぁってのは何度か噺を聞くとすぐに感じられることだけど、あらすじをずらっと読むだけでもそれが分かる。落語の敷居を高く感じている人と落語との距離を縮めてもくれるはず。