きりのなかのサーカス

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 22X22cm
  • 商品コード 9784577036976
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

内容説明

冬、自然は眠る、そして夢を見る、すると霧があらわれる。霧の中を歩くのは、自然の夢の中をさまようようなものだ。ブルーノ・ムナーリの名作絵本が、谷川俊太郎の新訳でついに復刊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

86
以前読んだ絵本作家の紹介本で、「最も影響を受けた絵本」として、結構多くの作家が名前を挙げていたので借りてきた。それなりに覚悟はしていたが、かなりアーティスティックな作りで、絵本というよりは前衛芸術作品という感じ。トレーシングペーパーを使った霧が表現され、賑やかで幻想的なサーカスを通り、やがてまた霧に戻るという構成。文章にストーリー的つながりはない。もけらもけらとか好きな人向け。2014/10/18

らぱん

41
「闇の夜に」に続いて2冊目。インクは黒と緑の2色だけで、半透明の紙と8色の紙を使っている。開けた穴から見える絵の一部が手前の絵とつながる仕掛けで何度も開け閉めして遊んだ。半透明ページは裏表の印刷でめくると見え方が変わる上に見通しの悪い霧の表現として効果的だ。物語はもやもやした霧を抜けると鮮やかなサーカスが現れ、そしてまた霧の中を帰っていくというシンプルなものだが、こっそり書かれている少ない文字は、耳慣れない擬音や不思議なささやきで前衛的な世界が広がっていた。とても愉しかった。2019/05/18

がらくたどん

37
レビューに誘われて。筋立ての面白さやメッセージ性で心を惹きつける絵本ももちろん大好きですが、手に取って開いて触って眺めてめっくってを繰り返すことで何かを感じる絵本もとても楽しいものです。仕掛け絵本は、例えば公共図書館等に置くとなると補強装備に頭を悩ませる存在ですが、物理的な実体のある「紙の本」だからこその贅沢で楽しい読書体験ですね。感想を求める事に一生懸命にならず、ゆっくり「ふ~ん」と眺めたい絵本です。古い好学社版も八木田氏の茶目っ気あるテキストでまた違うサーカスナイトが楽しめます。もし機会があったら。2021/09/02

麻衣

37
開幕のベルが鳴響くと、きぃんと冷えた星がアーモンドアイに沿ってまなじりをながれていくのだから不思議です。静まり返った夜の舞台に、きぃ、こぉ、きぃ、こぉ、とよるべなく打ち寄せる木霊が雪崩てくる。潜水をしましたが、視界はきりのなかばかり。ノック・ノックは遠い記憶の引き出しから、おーい。ブランコがゆれる。おーい。サーカスナイトのはじまり・はじまり。種も仕掛けもないけれど、影絵はわらって静かにそこを動かない。抱きしめられれば閉じた片耳のピアスホールから注ぎ込まれるエコーのかかった oh baby 今夜のキスで、、2021/02/24

えり

36
トレーシングペーパーの重なりが作り出す世界。「何これ、読みにくい。」って思ったなら、それはもう作者の思うツボ。霧の中ですもの、視界が悪いのは当然でしょ?そして徐々に現れるサーカスに胸が高鳴る。ボヤけた世界とのギャップで、色は一層眩しい印象に。感覚に訴え楽しませてくれる良本でした☆2013/12/12

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