内容説明
ウサギのウベベは、森のゆうびんやさん。こっちのたにから、あっちのおかへじまんの足で、ゆうびんをはこびます。いたずら子ザルのマッシーラや、クマのヌーボー。たのしい森のなかまたちに、どんな手がみを、とどけるのでしょう。
著者等紹介
森山京[モリヤマミヤコ]
1929年、東京に生まれる。コピーライターを経て、童話の創作活動を始める。路傍の石幼少年文学賞、小学館児童出版文化賞、野間児童文芸賞などを受賞
井上洋介[イノウエヨウスケ]
1931年、東京に生まれる。武蔵野美術学校西洋画科卒業。小学館児童出版文化賞、講談社出版文化賞、絵本日本大賞などを受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はしけん
13
心が、ポカポカするエピソードばかり。2012/10/18
まあちゃん
11
創作童話。森のゆうびんやのうさぎの「ウベベ」は、口頭でお手紙を受けとり、差出人へ内容を伝えに走って行く。クマのヌーボーへのおさるのマッシーラからの郵便で、二人は仲良くなった。それに、小リスが熱を出した時も先生を呼びに行ったり大忙し。この本には、郵便を送る人と、送られる人の喜びと心の交流が暖かく描かれていて、よかったなーって思って、ジーンときてしまいます。ウベベといとこのマシマロの恋の行方も気になるところ。以前にグリムスクールで教えていたときに出会い、素敵なお話なので数年ぶりに再読してみました。2014/01/18
玲と建
6
【小2娘】口でゆうびんをつたえるなんてわすれたらたいへんだろうなとおもった。【母】「こんにちは。はじめておたよりいたします」「お茶の会のごあんない。おさんぽがてらおでかけを」「黒イチゴのジャムをにました」「おひまだったら、すわりにきませんか」の四話。口伝えでお手紙を届ける森の郵便屋ウベベのほのぼのふんわり優しいお話。2011/08/25
読み人知らず
5
紙ではなく言葉のメッセージ。 2008/01/01
April moon
2
小さい頃に読んで大好きだった本。 2002年に再発されたやう。前回は図書館で借りたが、とうとう購入。 井上洋介さんの絵が話とよく合っていて、小さい頃と同じところで同じように感動した。 2017/07/22